常磐沖「小突きカレイ釣り」でナメタガレイ交じり五目釣り達成

常磐沖「小突きカレイ釣り」でナメタガレイ交じり五目釣り達成

4月末、今期2度目の常磐小突きカレイ釣りに出かけてきました。当日はお魚のご機嫌がイマイチだったものの、ナメタガレイを含む五目釣りを達成した釣行をレポートします。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

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尾崎大祐

埼玉県在住。二児のパパで趣味はサラリーマン。釣りをはじめとした食材採取に全精力を注いでいます。

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常磐沖の小突きカレイ釣り

東京湾での2~3本の竿を準備した「置き竿中心」の釣り方とは対照的に、1本竿にて底を終始小突き続ける、いわゆる「攻め」の釣りが常磐スタイル。オモリは砂煙を巻き上げやすいよう、形状は釣鐘タイプが一般的(ナス型でも可)。

また、カレイは派手なものに興味を示すため、仕掛けはもちろん、オモリや天秤も専用の派手目なものが主流となっています。

常磐沖「小突きカレイ釣り」でナメタガレイ交じり五目釣り達成仕掛けは独特(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

東京湾、常磐沖ともに肉厚のマコガレイが本命なのですが、近年、常磐沖ではムシガレイが多く釣れるようになり、マコガレイはもはや希少な存在。特に今期(2022年)は4月になっても乗合船がほぼ皆無といった状況。3月にかろうじて出してくれていた船も、4月にはヤリイカに切り替わってしまいました。

毎年この時期に常磐小突きカレイ釣りを楽しんでいる私としてもこんな状況は記憶にありません。今回はかろうじて私含む7名の釣り仲間と、別の5名のグループにて、半ば仕立て船に近い形にて出船する運びとなり、当日を迎えました。

タックルや仕掛け

竿は160~180cmの、オモリ負荷30~40で8:2調子のもの。基本一日手持ちで誘うので、リール含めて軽いものが理想。各メーカーから専用の竿が出ていますが、代用できるものとしてはフグやカワハギ竿。ただし、ウネリがある日は底を取ること自体が難しくなるため、予報によっては7:3のやや軟らかめを予備として持ち込むとより万全。

常磐沖「小突きカレイ釣り」でナメタガレイ交じり五目釣り達成終始持ち竿が基本なので軽いものがベター(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

常磐カレイ釣りは基本「小突き命」なのですが、それ以前に底を取ることができなければ話になりません。

リールは小型両軸リールにPEライン2号を100m程度巻いたもの。カレイのポイントには良型のマダコもいるのであまり細いPE はおすすめできません(当日は2.5kg筆頭に3杯のマダコが浮上!)。

仕掛け

仕掛けは吹き流しの2~3本針でハリス3~4号、針14~15号と東京湾仕様より大きめが基本。以前はイシガレイ狙いでは派手目、マコガレイ狙いではシンプルなものとされていましたが、近年は派手目一択。わからなければ船宿での購入がおすすめです。

常磐沖「小突きカレイ釣り」でナメタガレイ交じり五目釣り達成5t船に12名ということで、控えめな2本針を選択(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

エサはイソメ

エサは基本、船宿からアオイソメが支給され、これを5~6cmにカットし2~3本をチョン掛けにします。また、特エサとして岩イソメやアオヤギも有効。ちなみにこの日、私は途中24時間営業の釣具店に立ち寄って岩イソメを調達。結論から言うと、カレイよりもカナガシラに有効のようでした。

常磐沖「小突きカレイ釣り」でナメタガレイ交じり五目釣り達成アオイソメ(左)と岩イソメ(右)(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

その他、活性が高いと針を飲み込まれてしまうケースが多発。針外しや予備のハリスを多めに持ち込むと重宝する他、タコも釣れることがあるので、タコ用ネットも念のため持ち込んでおくと安心です。

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