春の乗っ込みマダイシーズンが本格到来。DUOの萩原トオルさんが、同メーカーから発売中のロッド『ヴィガー』を使って実釣した、鹿児島県大隅半島~錦江湾のマダイジギングの模様をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 立石寿栄)
マダイジギング釣行
指宿港から遊漁船・松風に乗船し、開聞岳を抜けてマダイジギングの釣り場を目指す。メタルジグはドラッグメタルフォースセミロングを柱にフォース、スリムタングステンマダイを駆使して水深や潮の流れで釣りを組み立てていく。
SLJロッド「Vigor(ヴィガー)」
DUОから30tカーボンフルソリッドワンピースロッド「Vigor(ヴィガー)」がデビューした。曲げて楽しむスーパーライトジギング(SLJ)ロッドだが、ただ曲がるだけではなく、フッキングの力をフックにしっかり伝え、フックを貫通させるパワーとヒラマサやマダイなどの大型魚も引き上げるパワーを備え持っている。
朝はカンパチの大型が狙える海域へ。ヴィガーはベイトタイプのC603M、メタルジグはドラッグメタルフォースセミロングから開始。
ヴィガーのラインナップ
ヴィガーはスピニング3タイプ、ベイト3タイプがラインアップされており、全種長さは6ft(183cm)で硬さがスピニングにUL、L、ML、ベイトにL、ML、Mがある。スーパーライトジギングの楽しみ方のひとつである「ロッドをブチ曲げて魚とのやり取りを思う存分楽しむ!」設計となっている。
ヴィガーの特徴
萩原さんにロッドの特長を聞くと「弾性がしっかりしているワンピースのフルカーボンソリッド。フルカーボンソリッドロッドは限りなく曲がるイメージですが、合わせが効くようにベリー~バットに掛けてパワーを持ってきている」とのこと。
ロッドの6割くらいの位置に掛けるところを作っており、合わせた力がしっかりフックに伝わり、サクっと貫通するようにセッティングされている。
ヴィガーC603Mでスタート
よく曲がるため魚の引きはロッドが吸収して、大型回遊魚でも十分に対応できる。人間の体への負担も少ない。初心者も掛けて曲げて楽しめるロッド。開発期間は約2年半。九州・関東・関西など全国で試し、昨年は九州でのナイトゲームでヒラマサ10kgオーバーを釣り上げている。
使用しているヴィガーC603Mは、シリーズ中でも最もパワーがあるモデル。深場にいるマダイ狙いや青物に対応でき、近海をライトラインで攻略したい人へオススメのロッド。ドラッグメタルTGヘビーやフォース・フォースセミロングの150g前後が相性がよく、100~150gの使用感がいい。仕様は自重が148g、グリップの長さが54cm、ライン:PEライン1.0~2.0号、ジグウェイト80~150g。