大潮の週末、江戸川放水路・たかはし遊船の潮干狩り渡船に乗ってきました。今季の三番瀬での潮干狩りは水温の上昇が遅れ、やや苦戦しているものの、船で渡してもらう牡蠣殻岩礁のポイントにて1.2kgのアサリとアカニシ貝等を確保した一日をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
出だしは苦戦
この日の干潮時刻は11時半頃ということで潮干狩りが楽しめる時間は前後約3時間(船での移動時間あわせると工程は4時間弱)。出船は9時半で片道約20分にてポイントに到着。遠く離れた岩礁地帯、船近く(トイレ近く?)の砂地等々、みなさん思い思いのポイントへ散り、熊手を片手に潮干狩り開始。
私もポイントを定めてせっせと掘るも、なかなかアサリが出てきません。電話予約時「今年は慣れていないと難しいよ」って単刀直入にアドバイスされたことを改めて認識。とにかく、自分の勘を頼りに「ちょい移動しては掘る」を繰り返します。
アカニシ貝がアサリのヒント
周りを見渡すと、みなさん苦戦している様子。時間はすでに1時間以上が経過し、「これはお土産どころじゃないかも」なんて弱気になるも……熊手を握る手に「ガツン」と良い手ごたえ!正体を確かめると良型のアカニシ貝でした。
水温高ければ砂に潜らず、岩や杭等にくっついているのですが、まだまだ水温は低いようです。とはいえ、アカニシ貝の大好物はアサリということで、こいつがいる所にはアサリもいるはず。
「そういえばアカニシ貝を掘り当てる直前、急にアサリが増えだしたっけ」なんて思いながら周りを掘り進めると、ザックザクとまではいかないものの、コンスタントにアサリを確保することに成功。
更に地表から、思っていたより深めの15cmラインにアサリが多く溜まっていることがわかり、ここからラストスパート。せっせとお土産確保に励みます。
そしてこのまま終了時間までほぼ大きな移動せず。正味3時間。短い時間でしたが、翌日足腰の筋肉痛決定(汗)。
最終結果
アサリ1.2kg、良型アカニシ貝1個、小型ホンビノス貝2個、イシガニ1匹。既に今季2回目というベテランの方は私の2倍以上の貝を確保していました。話を伺ってみたところ、初回はなかなかパターン掴めず、1kg位の成果だったとのこと。
確かに今期のこの時期はポイントもさることながら、そこそこ深く掘らないとアサリがいない状況なだけに、この「深く掘る」がキモだと早々に認識したか否かによって採れた量に差が出ていたようでした。たかが潮干狩り、されど潮干狩り。簡単そうで実に奥が深いです。
帰港後、船宿では浦安沖で採れた良型のホンビノス貝がkg500円で売られていました。できればこの手で採りたかったのですが、今回は1つ買って帰ることに。こちらはもうちょっと暖かくなったら、専門のポイントに出かけてみようと思います。