トンボの新しい群れが入って、今シーズン最大の盛り上がりの三重県・志摩沖。釣行当日のトンジギの釣果は、お祭り騒ぎでオマツリ頻発となったが、爆裂ヒットもあり船中20匹となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・田中こうじ)
志摩沖へトンジギ釣行
4月9日は本来中深海のアコウダイへ挑戦だったが、沖の爆流が志摩沖に押しつけて深い所は無理との船長判断で、トンジギしてきた。
新しい群れが入って、今シーズン最大の盛り上がりを期待して出船。
小トンをダブルキャッチ
私はミヨシ2番目だ。1時間走ってポイント到着。周りに船はいないが、前日はこの辺りが良かったと船長。
風もなく波のないので、軽いジグでも大丈夫だろうと、250gからスタート。この時期は、トンジギと言えど化け物がヒットする。
前週も志摩沖に出ており、51kgのキハダをキャッチした。前後フックのリアフックにバイトして、フロントフックが背ビレに掛かり地獄のファイト……。その二の舞はごめんだと、リアフックのみでスタートした。
100m辺りを狙ってとのアナウンスで、120m落としてジャーク。ロングジャークを多分に入れてキハダを誘う。ミヨシからはキャストでキハダ、トンボを狙うが、ノーバイト。今にもロッドがブチ曲がりそうだが、アタらない……。無線のヒットコールがにぎやかだが……(汗)。
嫌な空気が流れたが、やっとトモでヒットの声が上がったが、バレた~と泣き声。続いてのヒットコールはダブルだったが、これまたバラシ……。
もう釣れないんじゃないだろうかと思ったが、大ドモで小トンが上がった。ボチボチかなと思っているとミヨシでヒット、私を抜かして3番目でもヒットで、ダブルキャッチ。私にもカツンとしたアタリはあったが、フッキングできなかった。
お祭り騒ぎでオマツリ頻発
トンボは上げのジャークに反応する。無線でも小トンばっかりだとのことなので、フロントフックを装着。上げ中心で100mから狙ってみると一発でヒット。ロッドに乗る重量からコトンだと思い、グリグリ巻いてキャッチ。
船長が絞めてエラワタを抜いてくれるので、お任せでジグを放り込むと100mでジグを止めるアタリ。トンボホイホイ状態でゲットだ。あっちでもこっちでもロッドが曲がる。でもオマツリも頻発で、ヒットの数ほど上がらない。
トンボジギングのお祭りはいかに連鎖ヒットさせるか、オマツリを回避できるかで数が決まる。トモは苦戦していたが、ミヨシは常連、3番目のアングラーも手練れと私はついていた。
それでもオマツリは起こるが、オマツリしたらドラグを緩めて焦らずにヒットしたアングラーと同じ速度で巻き上げるのがいい。無理に引くとPEライン同士が擦れて切れる。巻かずにいると緩んだイトがグチャグチャになって収集がつかなくなる。
時には釣り座を入れ替わり、私は小トン4匹をキャッチした。狙っていたタネトンは次までお預けですかね~。