船カサゴ釣りで本命31匹キャッチ オマツリ&根掛かりに苦戦

船カサゴ釣りで本命31匹キャッチ オマツリ&根掛かりに苦戦

愛知県・南知多町師崎港のすずえい丸で、釣り仲間とカサゴ狙いで釣行してきた。伊良湖水道の海底は油断禁物、良型カサゴとの真剣勝負の模様をレポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・生田英樹)

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船釣り エサ釣り

すずえい丸で船カサゴ釣り

3月25日、絶好の釣り日和で潮流も緩く、カサゴ釣りにはもってこいの日になったので、愛知県・南知多町師崎港のすずえい丸に釣り仲間の神谷さん、青木さんと訪れた。

午前7時に出船して、航程40分ほどで伊良湖水道に到着。天候は晴れで暖かく、風もなく波穏やかで申し分ないが、これが裏目に出て20人以上の釣り客が乗船。間隔の狭い超満席状態で投入ごとのオマツリが心配された。

当日の仕掛け

早速準備に入り、仕掛けはミキイト5号、ハリス3号、枝ス30cm、オモリ60号、チヌバリ2号の胴つき3本バリ、エサは小ハゼを使用。

最初のポイントは丸山出し付近からで、「水深60m。根掛かりに注意してオモリを底に着け、時々仕掛けをゆっくり持ち上げて誘いを掛けてやって」との合図が船長からあり、流し釣り開始となった。

合図とともに仕掛けを投入し、オモリが着底した後に根掛かり防止のため1度底を切る。

そしてゆっくり下ろし、オモリを底に置くようにして10秒ほど待ち、アタリがなければサオ先を少し上げ、再びゆっくり底へオモリを置くようにする。2回ほど誘ったところで、ククッとカサゴ独特のアタリがあり、軽くシャクリを入れてハリ掛りさせて底を切る。姿を見せたのは18cmのカサゴだった。

次も着底後すぐにアタリがあり、カサゴ20cmが上がる。

カサゴは良型揃い

しかし3投ほどすると根掛かりの人や、アタリのないときに、必要以上に仕掛けを底にハワせる人もあり、多人数でオマツリが発生。これをほどくのに時間がかかった。

また、仕掛けのロストも多数あり思い通りにできない。こんな状況をかいくぐって仕掛けがうまく底に沈めばしめたもの、誘いを掛ければすぐにアタリ。こんな時は非常にうれしい。海面に出たのは25cmの良型カサゴ。

当日は岩場の険しい場所が多いのか根掛かりも頻繁にあり、苦労の連続であった。そこで投入後オモリを海底に置くのではなく、底ギリギリでオモリを浮かせた状態でやった方がカサゴのアタリも多く出た。ただし油断するとカサゴが一気に仕掛けを持っていくので穴に入られることもあり、試行錯誤が続いた。

そして午前9時30分ごろになって潮止まり。アタリも少し止まったが、下り潮が動きだすとカサゴが活発に食いだす。

水深65mでオモリの着底後、潮はまだまだ緩いのでイトフケをしばらく待ち、ゆっくりリールを巻く。オモリが底から離れる時に少し待つと、ゴンゴンと激しく力強いアタリ。リールを巻く手にも重量感が伝わってきて楽しい。上がったのは25cmと20cmのカサゴのダブル。さすが伊良湖水道、良型のカサゴが順調に上がる。

次のポイントの水深は50mほどと少し浅いが、アタリは着底と同時に出る。少し小ぶりの15~18cmサイズが多い。しかし下り潮が速くなってオマツリ連発。思い通りの釣りができずに納竿になってしまった。

最終釣果

当日の私の釣果はカサゴ15~25cmが31匹で、カサゴの数が伸びずにストレスがたまる釣行になった。仲間たちの釣果も同数程度で、オモリや仕掛けはいつもの倍使ったとしきりに嘆いていた。今後の課題として次の釣行に期待し生かしたい。

船カサゴ釣りで本命31匹キャッチ オマツリ&根掛かりに苦戦オマツリや根掛かり多発もしっかり釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・生田英樹)

<週刊つりニュース中部版APC・生田英樹/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
すずえい丸
出船場所:南知多町・師崎港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年4月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。