大衆魚代表のアジは釣り物としても大人気ターゲットの一つです。ここでは釣り人なら知っておきたい?知っていたら自慢できる?アジのあれこれを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター有吉紀朗)
名前の由来について
学名はゼイゴ(稜鱗)のことを表しており、英語ではジャックマッケレル(jack mackerel)イギリス英語ではホースマッケレル、この他ビッグアイ(Bigeye)シャッド(shad)とも呼ばれています。このシャッドはアジだけではなくニシンとか捕食される側の魚で、これらを食べるというよりはエサ用としての位置づけでしょうか。
漢字の鰺は中国からの伝来で、平安時代に伝わったとされています。それまでは阿知、安遅と書かれていたようです。
その他の雑学
最後に、マアジに関した小ネタを二つ紹介します。
サンガの由来
マアジは刺身、煮つけ、干物、焼き物、フライとどんな料理でも作れます。ナメロウを焼くサンガも美味しいです。なぜサンガというかと漁師に聞いたところ、昔は3種の貝を使ったらしく三貝がサンガとなったと教えてもらったことがあります。
エサ取りの小アジのかわし方
昔、4月に紀東の磯でグレを狙った際、エサ取りが小アジの場合が何回もありました。掛けてヒラスズキを狙うとか、アオリを寄せるという技ができない時は、ガシラを釣るくらい磯際ギリギリに仕掛けを落とせばかわすことができます。
これで抱卵グレのオスやメスをたんまり釣ったのはいい思い出です。磯際には小アジを捕食する魚なんかがいるので、アジも寄り付かないのでしょう。エサ取り対策として覚えておくと役立つときがあるかもしれません。
<有吉紀朗/TSURINEWSライター>