春の陽気となった3月12日、福井県・越前海岸にメバリング釣行。フロートリグで浅場に差してくる良型を狙ったが、期待した大型は不発。それでも20cm級までを5匹キャッチできたので、その模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・小松大祐)
越前海岸でメバリング
寒かった今年の冬もようやく終わり、春の陽気に誘われて福井県・越前海岸に車を走らせた。ターゲットはメバル。メバルは春告魚というように、冬に産卵した個体が春になると体力を回復させるため、浅場でエサを捕食する。メバルは冬のイメージが強いかもしれないが、これから初夏にかけて体力を回復してパワフルなやり取りを楽しめる好ターゲットだ。
越前海岸は大小さまざまな岩石によって海岸線が形成されているが、メバルを狙うポイントとしては、小さめの岩が転がるゴロタ浜を選ぶことが多い。これからの時期はゴロタ浜にホンダワラなどの海藻が生い茂るようになり、そこが小魚や多毛類のすみかになる。メバルは夜になると、それらのベイトを捕食しにシャローに差してくる。
フロートリグで攻める
釣行したのは春の陽気となった3月12日。風も波もなく絶好のコンディションだ。タックルはメバルにしては強めのセッティングを選ぶようにしている。
遠投ができるよう約10gの自作のフロートリグを使うことが多く、しっかりと投げ切れ、大型のメバルを藻場から引きずり出せるパワーが必要になる。遊動式のフロートに、60cm程度のリーダーを取り付けてジグヘッドを結ぶ。
ベイトの姿に安堵
ポイントは越前海岸に点在するゴロタ浜。まだ藻類が十分に生育していないようで生命感に乏しいが、久しぶりの魚信が待ち遠しい。広範囲にキャストを繰り返すが反応がない。ジグヘッドに違和感があったので確認してみると、ハリ先にナミノハナが引っ掛かっていた。
ベイトの反応に少しホッとしたが、肝心の本命のメバルは着いていないようで、バイトが得られないので移動。越前海岸にはこのようなメバルのポイントが無数にあるので、1カ所に固執せずランガンで広範囲を探った方が好釣果につながることが多い。