釣り人的「インパクト大」レシピ:マダイ姿焼き&ピザ・マルゲリータ風

釣り人的「インパクト大」レシピ:マダイ姿焼き&ピザ・マルゲリータ風

大切な記念日のお祝いの席を飾るマダイの姿焼きと、インパクト抜群のマダイのピザのレシピをご紹介する。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

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宮崎逝之介

メインフィールドはオフショア。魚を求めて各地の海に足を運んでます。 ブログ『信州海釣り班 tsuritabel』管理人。ぜひブログ・インスタものぞいてみてください。

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その他 レシピ

釣ったマダイで祝い膳

春はマダイファン待望の季節。海水温の上昇にともなって、産卵期を迎えるマダイが浅場に移動し荒食いをはじめる、乗っ込みシーズンが各地ではじまる。この季節、お子さんやお孫さんのお食い初めや初節句などの祝い膳のメイン料理は、自ら釣り上げたマダイで飾りたいと思う釣り人も多いのではないだろうか。それを成し遂げ、家族に感謝されようものなら釣り人冥利に尽きるというものだ。

今回はそんな祝い膳にも最適なマダイの姿焼きのレシピを紹介する。祝い膳だけに見た目へのこだわりが最重要ポイントだ。

マダイは『目の下一尺』

マダイは『目の下一尺』と云われる。「一尺」は長さの単位で30.3cmに相当する。つまり『目の下一尺』とは目の下から尻尾までが30.3cmという意味だ。マダイはこのくらいの大きさのものがもっとも美味というのが定説である。全長でいうと30~40cmくらいだろうか。

釣り人的「インパクト大」レシピ:マダイ姿焼き&ピザ・マルゲリータ風マダイは30~40cmが扱いやすい(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

筆者はこの定説についてはまだそこまでの確信は持てていないが、味はさておき、マダイの尾頭付きの料理をつくるときにこのくらいの大きさのものが扱いやすいのは間違いない。大きすぎる鯛では尾頭付のまま料理するのは困難なので、切り身にすることになってしまう。

たとえば、マダイの姿焼きや鯛めしやアクアパッツァや塩釜焼などは切り身でも料理は成立するが、尾頭付きの1尾まるごとで食卓を飾るほうが見映えがよく華やかな印象になる。

マダイの姿焼きの材料と道具

それではまず材料と道具を紹介しよう。

材料

1. マダイ 全長30~40cm 1匹
2. 塩   適量

道具

1. オーブン※魚焼きグリルでは焦げやすいのでなるべくオーブンを使用します。
2. 金串 長さ30cm程度のもの2本
3. 大根の切れ端

釣り場での下処理

マダイが釣れたら魚が元気なうちにナイフと海水で血抜きをします。腕に覚えのあるかたは自分なりの〆かたでかまいません。血抜きした魚はクーラーボックスたっぷりの氷に海水をひたひたに注いだ海水氷などでなるべく鮮度のいい状態で持ち帰りましょう。

自宅での下処理

マダイは鱗を落とし、エラと内臓を取り、きれいに水洗いし、キッチンペーパーなどで水分を拭き取ってから、両面に強めの塩を打ってザル付きバットなどで常温のまま20~30分程度置き、表面に浮き出た水分をキッチンペーパー等で丁寧にふき取る。

次のページでいよいよ作り方を紹介!