釣り人はモテるか否か。そう問われたら筆者は『モテる』と答える。ただし、釣れるから・上手だからモテるは大間違い。ここではモテる釣り人の3つの条件を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
釣り人はモテる?
釣り人はモテるか否か。そう問われたら筆者は『モテる』と答える。例えば、ブラックバス釣りのプロ、いわゆるバスプロと呼ばれる方々は、神業のようなキャストで見るもの全てを魅力し、メディアに出れば、ビギナーにもわかりやすいトークでその世界に引き込む。釣りをあまり知らない女性ですらその人間性に惹かれ、ファンになってしまうくらいだ。
もちろん、キャストやトークだけではない。魚に対する敬意や釣り場でのマナーも一流だ。仕事であれ、その全てが男女問わずモテると言っても良いだろう。
なぜモテるか
一般のアングラーがバスプロと同じような振る舞いは難しいが、少なくともモテる行動はできる。釣り場を汚さなかったり、釣れた魚は食べないのなら優しくリリースしたり、他のアングラーに迷惑をかけないようなキャストを心掛けたり……。釣りをする上で当たり前のことを当たり前にできる釣り人は、モテるのではないかと思う。
つまり、デートフィッシングやファミリーフィッシングで、ビギナーのお手本となれる釣り人は、男女問わず魅力があるのだ。では、何がそんなにモテるのか?筆者の完全な独断と偏見で詳しく解説してみたい。
安全に配慮したキャスト
バスプロのように、狙ったポイントへ寸分の狂いもなく、次々にキャストが決まればそれだけでモテそうだが、ルアーフィッシングをする方にはこれは永遠のテーマではないかと思う。
肘や手首が故障して動かなくなるくらい練習すればその領域に到達できるだろうが、一般のアングラーでは、釣りの練習にそこまで時間は割けないであろう。しかし、大切なのはそこではない。釣り場には色々な釣り人がいる。
それぞれがそれぞれの釣りを楽しんでいる。それを無謀なキャストで壊してはならないし、釣りに関係ない方へ恐怖をあたえるキャストも論外だ。キャストに自信がないのなら、人の少ないポイントで練習したり、キャストの方法を変えたりと、配慮が必要だ。
キャストが上手いからモテるのではない。人や動物に優しいキャストができるアングラーが、ルアーフィッシングではモテるのではないかと筆者は思う。
マナーや常識を守れる
空前のアウトドアブームで真っ先に問題となるのがゴミ問題だ。これこそ釣りとは切っても切り離せない、マナーの問題でもある。考えてみてほしい。デートフィッシングやファミリーフィッシングで、同行者がゴミを無造作に川や海に投げ捨てる行為を見たらどうだろう?少なくとも良い気分にはならないのではないだろうか?
逆に、自分や自分の見える範囲のゴミを当たり前のように片付けるスマートな一面を見れたならば、その日が楽しく、清々しい思い出の1ページに刻まれることであろう。もちろん、こういう釣り人は黙っていてもモテるものだ。
モテるためにマナーを守るというと誤解があるが、キッカケはこれでも構わないと筆者は思う。キッカケは何であれ、マナーや常識を考えられる釣り人になることは大切なのではないだろうか。