2月11日、和歌山県の嵯峨谷川(紀ノ川中流エリア)でタカハヤを狙いました。この日は平均7cmのタカハヤのみ9匹の釣果でしたが、釣りの前には少年アングラーとの出会いもありました。楽しかった当日の釣りをリポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター中辻久範)
少年アングラーとの出会い
私にとって土、日、祝日という概念はほとんどありません。曜日に関係なく何らかの仕事をしているからなんですよね。しかし、2月11、12、13日は世の中3連休だったんですね。正味忘れていました。
たまたま祝日に午前中から釣りに行ける時間が取れたんで朝から自転車を走らせました。いつもの嵯峨谷川沿いを走っていますと、流れのある落ち込みのポイントに別の自転車が停めてありました。
ポイント周辺を見渡すと高学年ぐらいの小学生が延べ竿で、釣りをしていたのです。小学生は嬉しい3連休ですものね。このマイナーな釣り場に別の釣り人と遭遇したのが嬉しくて、しばらく少年の釣りを眺めていました。私の悪い癖です。つい話しかけてしまいましたよ。
狙っている魚は私と同じカワムツ、タカハヤ、釣れたらどんな魚種でもいいとのこと。針は秋田狐2号にエサはサシ虫を使用されていました。ただ、私が違和感を感じたのは、流れの急なポイントでオーソドックスな玉ウキ仕掛けを使用していたことです。
他人の釣り方を否定するつもりは毛頭ないんですが、ウキ仕掛けがすぐに流され、ポイントから離れていくのです。何度も仕掛けを投入している姿は明らかに釣り辛そうでした。
おせっかいでレクチャー
改めて少年に「ウキ流されて釣りにくくない?」と聞くと、「魚ってウキで釣るんでしょ?」と返事が返ってきました。ここで、また私のお節介が出ました。釣りの仕掛けはウキ仕掛けだけではなく、ミャク釣り仕掛けもあることを少年に述べると、こんな仕掛けもあるんかと、大層驚いていました。
なおかつスペアのミャク釣り仕掛けを差し上げ、少年がタカハヤを1匹釣りあげるまでミャク釣りをご指導させていただきました。ホンマにお節介ですよね。でも別れしなにお礼を言ってくれたので、良かったかな?と自己満足に浸る私でした。
なんでも、少年のお父さんがヘラ釣りを専門としているらしく、最初に教えてもらったのがウキ釣りだったので釣りはウキを使うのが当然との思い込みがあったみたいです。
まあ、この少年も釣りを続けていけば、自ずといろんな知識を仕入れていくことでしょう。『好きこそ物の上手なれ』という言葉がありますが、大人になっても釣りを愛し続けてほしいものです。
私は小さいうちに渓流釣りをかじっておいて良かった~。だって渓流釣りでミャク釣りを覚えられたんですからね(笑)
<中辻久範/TSURINEWSライター>
嵯峨谷川