季節は真冬。この時期はどんな魚も容易ではないが、春になると動き出す魚種がいる。ショアのライトソルトターゲットでは、春アジの回遊が見逃せない。産卵のために接岸してくる春アジは、カタにはまるとデカい上に連発する。春アジを釣るための3つの極意を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
藻場とサーフがおすすめ
筆者は大阪南港がメインフィールドのアジングアングラーなので、私の言うことはアーバン春アジの探し方かもしれない。もう少し自然の豊かな海にいくと、春アジの探し方もかわってくる。
よく言われるのは、藻場とサーフだ。この両方が絡み合っているとかなりいい。藻場というのはアジがそもそも入ってきやすく、藻に卵を産むという。サーフは夜目が利く魚がほとんどいない上、多毛類などのベイトが豊富なので、アジにとっては相当居心地よく、安心感高く産卵できる場所のはずだ。
春アジは最初が命
ムラのある春アジの回遊だが、海水温を気にしながら気配のある場所にこまめに通っていけば、突然バタバタと釣れるタイミングがあるものだ。しかし春アジの産卵前のパターンは長く続かない。産卵「前」が荒食いの時期で、産卵「後」になるとぱたっと食ってこなくなる。筆者の体感では、その移行期間は約2週間である。産卵前に釣りきってしまおう。
<井上海生/TSURINEWSライター>