【2022】オススメ渓流釣り場:馬瀬川 老谷キャンプ場&大原大橋周辺

【2022】オススメ渓流釣り場:馬瀬川 老谷キャンプ場&大原大橋周辺

渓流釣りの好釣り場として、岐阜県下呂市の山間部を流れる馬瀬川を紹介したい。今回は老谷キャンプ場周辺と大原大橋周辺のポイントをメインに解説する。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

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淡水の釣り 渓流釣り

馬瀬川

馬瀬川は岐阜県下呂市の山間部に位置する大自然に囲まれたマイナスイオンたっぷりの美渓流。水は透き通り、流れは大石交じりの理想的な渓相が続く。所々に大淵が点在し心躍る。アユもきれいで、おいしいアユが釣れることで有名だ。

渓流釣りでは、初期は成魚放流魚がメインになる。山間部の川とあって水温が低く、ヒレピン渓魚にスイッチが入るのが遅い。釣れてもサビが残る渓魚になる。

本格的に釣れだすのが4月中ごろからで、最盛期はゴールデンウイーク前後から6月辺りまで。ヒレピンが釣れだせば管内全域でアマゴ、イワナが狙えるが、ある程度数をそろえるなら管内上流域がお勧めだ。

老谷キャンプ場付近

老谷キャンプ場の入り口に「かおれトンネル」と呼ばれる長いトンネルがあるが、このトンネルは通らず旧道へ入る。渓相は開けており釣りやすい。段々瀬、平瀬、淵へと続く理想的な釣り場。

高水時は、キャンプ場前の平瀬。渇水なら段々瀬や淵を狙う。ゴールデンウイーク明けはハイプレッシャーでスレていると思うので、狙うなら早い方がいい。

【2022】オススメ渓流釣り場:馬瀬川 老谷キャンプ場&大原大橋周辺老谷キャンプ場付近(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

サオは6mが扱いやすい。エサはヒラタが一番お勧め。馬瀬川に限らず透明度の高い川では、ヒラタが一番いい。釣れる魚はアマゴがメインだが、時折尺クラスのイワナにも出会える。

狙う流れとしては、最盛期ならアマゴは瀬の芯付近。イワナは大石裏を狙おう。釣りやすい流れを探ってアタリが出なければ、思い切って速い瀬の芯を流してみよう。きっと良型のアマゴがヒットしてくれるはずだ。ただしアワセのタイミングは難しいのでご注意を。

大原大橋付近

道の駅パスカル清見の近くで、この辺りは毎年必ずサオを出すエリアだ。この辺りまで来るとブッシュが目立ち釣りにくい。しかしその分サオ抜けができやすい。

大原大橋の下流に中洲を挟んで2つの流れがある。右岸の流れは開けて釣りやすい。左岸は木が生い茂り、いかにも釣りにくい流れ。どちらが釣れるかは一目瞭然。左岸の流れだ。左岸はアタリが多く出るだけでなく、型もいい。ただしその分釣りにくいので、サオを短くしたり最初から短ザオを使ったりと、工夫が必要だ。

【2022】オススメ渓流釣り場:馬瀬川 老谷キャンプ場&大原大橋周辺大原大橋付近(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

橋上流に大淵がある。ここは良型のイワナが期待できるしアマゴも出る。ルアーマンも多い。昨年釣れたイワナがルアーをくわえていて驚いた。大原大橋上流に赤坂橋があり、ここから渓谷が深くなる。そしてさらに上流へ行くと川幅は狭く谷も浅くなり、アプローチしやすくなる。馬瀬川が初めての人は、この辺りが釣りやすいかもしれない。

馬瀬川で渓流釣りをすると癒やされる。水はきれいで景色もいい。釣れるアマゴやイワナも美形ぞろいだ。馬瀬川での注意点はクマだ。私は遭遇したことはないが、シーズンが始まればクマは至る所で目撃されているので、クマよけの鈴などを持参した方がいい。

<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
馬瀬川
問い合わせ:馬瀬川上流漁協 TEL=0576(27)2434
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年1月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。