エギングにおける用具は多種多様になっている。海水で使用した用具は日が経つにつれ塩分が結晶化し、ファスナーなどは取り返しの付かないことに。そうなる前に潮を洗い流してメンテナンスしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野中功二)
釣行グッズの洗浄
エギングは冬になるとナイト釣行が増え、帰宅後放置することが多くなりそう。帰宅後すぐにではないにしろ、塩が結晶化しファスナー固着や、ギャフがここぞと言うときに開かないなどトラブルを回避したいところです。
今回はこれらの釣行グッズのメンテナンスについて、少し解説します。
ギャフ
まずはギャフ。使用して付着した墨などは海水に入れガシャガシャ洗い流すのは皆さん行っていると思います。これである程度綺麗になると、そのまましまってしまうこと、ありませんか?そして次回の釣行までそのまま、アルアルと思います。
私的に海釣りでのトラブルナンバーワンが「潮噛み」と「固着」。経験したことありませんか?いざというとき困りますから、フック部分の確認と洗浄、シャフトの洗浄をお勧めします。イカを釣りギャフが開かない、刺さらない、伸ばして掛けたら折れたは、折角のイカを逃がしてしまいますから。
エギ
次に使用したエギ。これもまたカンナと言われる部分のハリ先の確認とイトを結ぶところのアイの確認は必須です。エギの種類によっては、この部分がローリングアイの物もあります。潮で錆び、大事な場面で取れてしまうのは困りますからね。
これらのメンテナンスを実施するには、バケツや洗面器に水道水などエギが浸るように溜めて2~3時間浸けます。このくらいで十分です。
水から上げたら乾かします。私は発砲スチロールなどにカンナを刺して干したりします。乾いたら、イカにかじられたり、岩に擦れ破けたりした布などを、マニキュアのトップコート等使用して補修し、乾かします。
小物類
小物ではイカ絞めの洗浄。これも潮の付着などがあるので、中性洗剤を使って真水で洗っています。
水バケツなどのファスナーが付いていたりするものは、淡水でよく洗ったほうがいいです。ファスナー固着は致命傷です。
ラインカッターもハサミタイプは固着が考えられるので、真水でよくゆすぎ、塩分は洗い流しましょう。プライヤーも放置は危険です。
チェックもお忘れなく
装備のライト確認は「少し暗くなってきたけどまーいいや」ではなく、新品の電池に。現場で突如として電池切れは困りますから。ライジャケの確認も大切です。最近では桜マークが推奨されていますが今後考えて行きたいところです。磯靴などもピンが錆びたりしますので、次回釣行が先ならば天気のいい時に洗ったりして次回の釣行に備えたいですね。
<野中功二/TSURINEWSライター>