今回は、「電動リールを自分でメンテナンスして、新品の時に近い状態で使用したい!」というコンセプトの元、各部のグリスアップ作業したので紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山本高史)
しっかり整備すればまだ現役
電動リールは船上で使用をするので、気を付けていても潮をかぶってしまいます。当然防水ですが、それでも海水がパーツの中に入り潮かみをしてしまうこともあります。
現在私がメインで使用しているのは、シマノ製のフォースマスター3000MK。これは7年ほど前に購入したリールで、今の最新モデルに比べれば性能は劣ります。しかし、しっかり整備すれば、まだまだ十分現役で大物とやり取りできる性能です。
ということで、今回は自分でもできる電動リールのメンテナンスを行ったので、ご紹介します。
電動リールを整備する理由
なぜ買いかえではなくメンテナンスなのか?とお思いの方も多いと思いますが、これは単純に経済的な理由です。なんか貧乏くさいことを言ってるなと思われるかもしれませんが、私は妻子持ちで、来年子供の1人は高校生、もう1人は中学生に進学します。奥さんに「電動リールを買うからお金頂戴」とは、簡単に言い出せない状況なのです。
そこで、自分でできるメンテナンスを考えました。メンテナンスの道具を揃えるのに5千円は使いましたが、十数万円が飛ぶことを考えれば、安いものです。
メンテナンス道具一式
リールメンテナンスの際に注意することは、部品一つ一つが小さいので、無くさないようにすることです。私は専用の小さなちゃぶ台を用意し、作業をしてます。作業環境を整えるのが大前提です。
そして、以下のものをそろえました。
・ロングタイプのプラスドライバー
・ピンセット※手脂の付着予防に
・グリス(シマノ専用)
・平筆※グリスを塗布するのに使用
・ホワイトガソリン※洗油
・脱脂用パーツクリーナー
・エアー缶※電気屋のパソコンコーナーなどにある
・クエン酸ペースト※銅製のパッキンを磨くため