9月に入って秋の色が濃くなってきた。絶好の釣りシーズン到来だ。コロナ禍の釣りブームと言われて久しいが、今回は初めて釣りをする人に向けた秋の堤防五目釣りがテーマだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)
必ず守ろうマナー4カ条
コロナ禍によってアウトドアブームに火がつき、同時に釣りも大人気になっている。釣り人が増えること自体は非常に喜ばしいが、同時にマナー問題も大きくクローズアップされている。
そこでこれから釣りを始める人に向けて、釣りのマナー4カ条を記しておきたい。
ゴミは絶対に放置しない
当たり前のことだが、自分で出したゴミは必ず持ち帰るようにする。そのためには家庭用の15Lほどのゴミ袋を持参するといいだろう。ペットボトルや空き缶などは分別しておくと、帰宅してからの処理が楽だ。
またタバコを吸う人は必ず携帯灰皿を持参してほしい。
迷惑駐車は絶対NG
漁港や工業港などでは、どこに車を止めていいか分からないことも多いだろう。そんなときは地元の人に聞くか、有料パーキングがあればいったん荷物を置いて、止めに行くようにする。
生活道路に駐車することによって、地元の人の通行の妨げになったり、緊急車両の通行の邪魔になったりする。車を止める場所には細心の注意を払いたい。
今はネットが発達した時代、事前に駐車場所を調べておくのも有効だ。
立ち入り禁止の場所に入らない
釣り場によっては、釣り禁止、立ち入り禁止のポイントがある。そんな場所には絶対入らないこと。漁港などでは漁船に乗り込んで釣りをするならず者もいるとか。ここまでくると、マナー違反どころか立派な犯罪だ。
食べない魚は速やかに逃がしてやろう
釣りをしていると、ゲストと呼ばれる魚が釣れることがある。アジを狙っていてフグが釣れたり、ベラが釣れたりする。食べない魚であれば、すぐにハリを外してリリースしてやろう。間違っても堤防の上に放置するなんてことはないように。
最後は少し堅苦しい内容になったが、それほど釣りにおけるマナー問題は深刻化している。手軽な……と銘打つ釣りが多いが、マナーを守るための準備をするのが手軽ではないのであれば、手軽な釣りなんて存在しない。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>