元釣具屋店員が教える「プロアングラーから聞いて驚いた小話」4選

元釣具屋店員が教える「プロアングラーから聞いて驚いた小話」4選

私は少し前まで釣具店に勤務していました。在籍当時はお店にプロを招いてのイベントを定期的に開催していて、少し話をしたりする機会がありました。今回はその時の衝撃だったエピソードを紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

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檜垣修平

こんにちは。檜垣修平と申します。海でのルアーフィッシングをメインにシーバス、メバルと遊んでおります!オールリリース派です。よろしくお願いします( ・∇・)

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1、メバルは大きなワームで

ライトゲーム界のレジェンドとも言うべき方をお招きした時の話。これは結構各地のイベントなどでもされている話だと思います。

「昔はメバルを狙う時、アオイソメをそのまま1匹つけていた。15cmもあるような……」。

エサで狙う時は5inchも8inchもあるような長さのエサなのに、なぜワームにするとみんな小さくなるのか?ルアーゲームの楽しさをもっと体験すべきだ、という話です。

エサ釣りではアオイソメ1匹掛けはやることがありますが、メバルをワームで狙うならスタンダードは2inchというのが定番。食いが渋ければさらに小さくすることもあります。しかし、そこはあえてワームを大きくして、メバル側も本気で食ってこないといけないようにしてやるのが狙いだそう。

レジェンドの長年の経験と試行錯誤から来るライトゲームの楽しみ方の哲学を垣間見ました。

元釣具屋店員が教える「プロアングラーから聞いて驚いた小話」4選メバルはもっと大きなワームで(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

2、一度使ったジグヘッドは交換

某ルアーメーカー大手でライトゲーム関連の開発を担うプロとの会話。

「ジグヘッドは一回でも使ったら交換する」

洗うとか、ヤスリで研ぐとかじゃなくて、交換。実際のところ楽しむ程度ならそこまでしなくてもいいとは思いますが、豆アジ相手だろうと常に万全の態勢いうことですね。

元釣具屋店員が教える「プロアングラーから聞いて驚いた小話」4選アジングにハリ先は最重要(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

3、タバコは魚の食いに関係ある?

磯釣りの名手として有名なプロをお招きした時の話。この時僕はある質問を前もって準備していました。

Q.タバコを吸った後、その手でさしエサを触ると食いが悪くなる?

タバコの匂いが好きかどうかは魚に聞かなければ分かりませんが、少なくとも自然界にはない匂いのはず。魚に違和感を与えるのではないか?と疑問に思っていました。

対してプロの答えは至ってシンプル

A.関係ないよ、俺も吸うけど全然食うし!

プロにそう言われたら説得力ありまくり。長年の疑問がスパッと解決されました。

元釣具屋店員が教える「プロアングラーから聞いて驚いた小話」4選磯釣りのさしエサとタバコの匂い(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

4、キャストが上手いのはどうして?

某シーバスプロをトークイベントでお招きした時のこと。物凄くキャストが上手い方なので、どんな練習をしたのか聞いてみると、若い頃にボートシーバスをやっていて船用のサオを持ってなかったから陸っぱりから使う8ftのサオのままやってたら上手くなったとのこと。

陸っぱりよりシビアなキャストが要求されるボートシーバスでそんな経験を積んでいたとは……。意図的にそうしたわけではないそうですが、とにかく何事も積み重ねですね。

元釣具屋店員が教える「プロアングラーから聞いて驚いた小話」4選シーバス(提供:TSURINEWSライター檜垣修平)

いかがでしたでしょうか?間近で接する機会があったからこそ感じたプロの持つ釣りへの情熱や哲学、ならではの経験は目から鱗なことが盛り沢山。ちょっと、暇な時は動画サイトなどで簡単にプロの技が見られる時代なので、見てみると沢山の発見があると思いますよ。

<檜垣修平/TSURINEWSライター>