6月中旬、金谷沖でのクロダイ釣りは終盤戦ですが、特大アジが好調との知らせを聞き出かけてきました。最大42cm含む12匹と本命クロダイも1匹手中に収めた釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
クロダイ釣りは終盤戦
4月に開幕した千葉・金谷沖のクロダイ釣りは終盤戦。船宿の釣果情報を確認すると、本命はポツポツという渋い状況となっていましたが、かわって最大40cmを超える特大アジが絶好調。
今回は釣味よし、食味もよしの特大アジをメインに狙って太海丸から釣行してきました。
タックル&仕掛け
サオは60号のビシを使うので、これを背負え、かつしっかりコマセワークができるもの。7:3もしくは8:2のものがおすすめ。リールはPEライン2~3号を100m程度巻いたもの。電動を持ち込んでいる方も全体の半数程度いましたが、船長は大物が掛かった時にしっかりやり取りできるよう、手巻きのものが良いと力説されていました。ちなみに水深は25~30m。
仕掛けはクロダイ専門狙いであれば、チヌ2号にハリス2~3号を3mの1本バリ。クッションゴム1.5~2mm30cm程度のものがあればバラシ防止対策として付けてみるとなおいいです。アジも同時に狙うのであれば、3本バリのウイリー仕掛けで、下の空バリにオキアミ。ウイリー仕掛けは船でも売っているので、初めてであればまずはこれを購入して使ってみるといいでしょう。付けエサはオキアミLサイズ。船宿にて600円で購入可能です。
アジ専門で狙うのであれば、ネムリムツバリのアジ用仕掛けに赤タンエサが効率いいかもしれません。チヌバリはがっちり掛かってくれるのですが、同時に飲み込まれやすいのでバタバタ釣れている時は効率が悪く、状況により要検討。ただし、ネムリのバリはオキアミが付けづらいので、クロダイも同時に狙うには難しくなります。
コマセクロダイの釣り方
クロダイのタナはベタ底から1m(活性が高ければもっと上でもOKのようです)。オモリで底をトントンたたくくらいでもいいらしいのですが、根掛りもあるポイント(特にエンジン流し時)なのでお勧めしないとのことでした。実際、今回の釣行にて根掛りでビシをロストした方一人見かけました。
アタリはモゾモゾとしたもので、数秒続いたら聞きアワセ。クロダイは捕食があまり上手ではない魚なので、少しエサを食べる時間を与えてやるといいそうです。船長の説明では「アタッたらトイレ行って、帰ってきてから巻く位のイメージでいい」との事でした。ちょっと大げさかもしれませんが、要は早アワセ禁物。じっくり待ってから聞きアワセしましょう。
またアジ狙いであれば基本タナは底から4~5mですが、潮の状況によりクロダイと同じくべた底のケースもあるようです。船長の指示をよく聞いてタナを合わせましょう。
ここでこの時期に釣れるアジは大型がほとんどなので、アタリはズドンと強烈です。ベテランでも結構な確率でバラしてしまうほどなで追い食いは狙わず、ドラグきかせて「超」が付くほど丁寧に巻き上げましょう。