魚は早朝と夕方や夜にかけて活性が上がるもので、ショアでは特にそれが顕著だ。日中には堤防や漁港では釣りにくい。ではその時間を、どう過ごすか。今回はそれを考えてみよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
イカゲソで「ゲソング」
デイ(日中)のライトゲームは、あまり釣果に期待しない方がいい。非常に自然豊かでまっさらなバージンポイントで稚魚の姿なども多い郊外奥地の海ならば多少のことが期待できるだろうが、一般にエントリーしやすい漁港、波止ではそうそうルアーで日中に魚は釣れない。
気配がないときには、ただボーッとしているのもいいが、まあ、ヒマだ。
そこで筆者としてはゲソングをオススメしたい。タックルはそのまま、ややリーダーだけ太くしてスナップをかまし、極小ヘッドにイカゲソをセッティングする。こうするとフグやベラやカサゴなどが釣れる。しかもイカゲソはエサ持ちがいい。100円で売られている特売品を買って冷凍し、釣行のたびに解凍すれば、1年以上はそれでいけるはずだ。
キャスト距離などイメージ
釣れにくい日中だが、初場所にはデイで入った方がいい。その場の東西南北や潮の流れ方やストラクチャーの状況などをチェックできるからだ。下の画像ように、思わぬところに沈み根があることなど、デイで見ていなければかわせない。高価なルアーを持っていかれるところだ。
キャスト距離をイメージできるのもデイの視認ならではで、軽量ヘッドと重めのヘッドを投げておけば、真っ暗闇ポイントでも「大体これくらい飛ぶんだな」というイメージを持つこともできる。水質がきれいならば、沈下速度も見られる。タングステンのヘッドなど、本当に一瞬で沈んでしまうので、筆者も最近驚いたところだ。
ルアーのアクションチェック
投げるルアーのアクションをチェックする意味でもデイがいい。特にハードルアーは確実に一度デイで見ておいた方がいい。
私の経験からいうと、以前、バチ抜け用のプラグを使っていたとき、それがまったくのフローティングだと思っていたものが実はシンキングで、危うくロストしかけた。メタルは沈むしポッパーなんか浮くと分かっているのだが、中間的なペンシルとかクランクとかはソルトではアクションや潜行レンジが思っているのと違うことがある。要チェックである。