アジングのパターンとして、プランクトン(アミ)、ベイトフィッシュパターンが有名だ。しかしここではその他のパターンについて紹介し、そのアジを釣ることができるか考えよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
4.羽虫パターン
これは筆者の感触や「説」という程度に聞くのだが、白系の水銀灯の下で、夜、羽虫パターンなるものがあるように思う。表層で魚が盛んにライズして、しかも普通のワームには食ってこないようなときだ。一部の地域でフライフィッシングでの釣り方があるらしく、ティンセルバリなどで攻略できないかと、私も考えている。
5.バチパターン
バチ抜けはシーバスのパターンとして有名だが、アジにもある。ただバチ抜けする時期はアジの産卵期とも絡み、その見極めが難しい。荒食いする時期はバチに反応しているのかもしれないが、プランクトンパターンもベイトフィッシュパターンも考えられる。すべてを食べている可能性もある。
筆者はバチパターンを追わない。バチに狙いを絞ってまさしくその場のマッチ・ザ・ベイトの色、サイズのワームを投げると、高確率でシーバスやボラが反応するからだ。シーバスはともかくボラはエステルではほとんどキャッチできない上、掛けると場荒れする。ボラがいないエリアではバチパターンに細いにょろっとしたシルエットのワームを通す手もある。
釣れないパターンは見切りも大事
2大パターン以外の5つのパターンを紹介した。おそらくその他にも、もっとアジは何か別の生物を捕食しているはずだ。藻についた卵とか……。しかし、こちらのやり方に合わせて群れを食わせる、という意味で釣りにくいパターンは切り捨て、プランクトンパターン、ベイトフィッシュパターンで釣るのが現代アジングのメインストリームである。
<井上海生/TSURINEWSライター>