『アジング』ステップアップ解説:再現性のない「謎パターン」とは?

『アジング』ステップアップ解説:再現性のない「謎パターン」とは?

アジングではまれに「読めないパターン」とでもいうしかない、再現性のない散発的な釣れ方がある。これは主に群れの密度の問題ではないかと思われるが、攻略方法もなくはない。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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一通り試して場を見切る

さて、春アジの産卵後など、アジの活性が低くなる例外的なケースを除いて、「読めないパターン」「謎パターン」をどう攻略するか。これは、反応のいい群れを探し直すしかない。

大体「謎パターン」に縛られているアングラーは、自分のお気に入りの一箇所で釣ってしまいがちだ。ともあれアジが入っている海ならば、付近一帯、全面的にチャンスがある。一箇所に拘泥せず、「読めないパターン」は、ひとまず気配のあるレンジとコースで自分の手数をすべて試して、テンポよく見切っていく。そして、反応するアジの群れを見つけて釣る。

レンジは5カウント、10カウント、15カウントの3つでいいだろう。コースは正面前、左右で三方向。レンジキープとリトリーブの釣り方二本でいけば、18投で場を見切れる。何なら、自分の好きな釣り方ひとつだけでもいい。そうすれば9投で見切って移動できる。

移動した先で、必ず「自分の釣り方」に反応するアジがいるはずだ。

『アジング』ステップアップ解説:再現性のない「謎パターン」とは?自分のパターンにはめて釣る(提供:TSURINEWSライター井上海生)

固執せずラン&ガン

「読めないパターン」「謎パターン」は、その怪しいアタリが出る一箇所に執着して多投するあまりスレてしまい、自分で釣りを難しくしてしまう場合も多い。その場の再現性のないアタリの出方に惑わされず、魚の機嫌は無視し、「自分のパターン」に持っていけるような場所を探す、ラン&ガンの釣り方も、アジングアングラーとして心得ておきたいことだ。

<井上海生/TSURINEWSライター>