確実に魚がいるのに、釣れない。条件十分、何なら魚の姿さえ見える、ライズだってしている。それでもダメ。ライトゲームにおいて「渋すぎる日」、どう釣ればいいのだろうか。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・中西)
3.リーダーを細くする
これもメインライン本線と同様の考え方で、リーダーもなるべく細く、細く。2lb、1.5lbくらいまで落としてみる。とにかくラインシステムをナチュラルに水に溶け込ませるのだ。
4.スナップを取り外す
これにはアングラーにより個別の考え方があるようだが、スナップを取り外すことも、特にライトゲームにおいては激渋状況打開の有効な手だといわれる。
筆者もそう感じている。スナップそのものが魚に見られている可能性は低く、どちらかといえば、ヘッドのナマリ部分を見られていて、スナップのシルエットは無関係ではないかと思うのだが、リグをシェイクしたときや、リグが海流で揺れるときに、スナップに水の抵抗がかかって不自然な波動が出たり、音が鳴ったりするのかもしれない……(あくまで推測です)。
5.反応する魚にシフトする
確実にそこに魚がいるのに反応してくれない。激渋状況でアングラーがやってしまいがちなのが、上述したようなナイーブな細工を施して、魚に「なんとか食べてくださいよ」とお願いような釣り方である。これが実際に有効なときも多い。だが「お願い」ベースを、まったく逆に切り替える方法もある。つまり「こっちの釣り方で食えよ」と強気にいくのだ。
アングラーなら、自分の魚の釣り方はこれ、という各自の基本スタイルがあるはずだ。その手に反応する魚を照準にする。つまり、確実にそこにいるはずなのに口を使わない魚には合わせない。スパンと見切って移動し、自分の釣り方に反応する魚を探す。ラン&ガンだ。
1匹釣れたらパターン分析
確実に魚がそこにいるのに渋すぎる日は、上記のような手を尽くして、反応した魚の食い方を分析したい。コース、レンジ、アクション、ヘッドのウェイト、ワームのシルエット……それがともあれ、ひとつのヒントになる。再現性があるか分析し、激渋状況を打開したい。
<井上海生/TSURINEWSライター>