今さら聞けない釣魚料理のキホン:はじめに揃えておきたい5つの道具

今さら聞けない釣魚料理のキホン:はじめに揃えておきたい5つの道具

自分で釣った魚の味は格別。でも、なかなか上手に捌けなくて、食べる部分はほんのわずか・・なんて経験ありませんか?今回は釣魚料理のために必要な基本の5つ道具を紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

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宮崎逝之介

メインフィールドはオフショア。魚を求めて各地の海に足を運んでます。 ブログ『信州海釣り班 tsuritabel』管理人。ぜひブログ・インスタものぞいてみてください。

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その他 お役立ち

ウロコ取り器

今さら聞けない釣魚料理のキホン:はじめに揃えておきたい5つの道具ウロコ取り器(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

魚のウロコを落とすことは、多くの魚料理に必要な作業です。もしもウロコを取らずにそのまま調理してしまうと、口の中に硬いウロコが入り食感を損ね、誤って飲み込まないようにいちいち注意して口から取り出す破目になりますし、生臭さの原因にもなります。

ウロコを落とす作業は包丁でもできますが、ウロコ取り器があると作業が楽です。ウロコ取り器を選ぶときは持ち手が握りやすい太さのもの、持ち手とヘッドの接続部がしっかりしていてヘッドがある程度の大きさがありやや重さと剛性があるものがおすすめです。

ヘッドが小さいものは1回に取れるウロコの量が少なく、すぐにウロコで目詰まりしやすいです。また、ヘッドが軽いものはそれを補うために腕と手の力が必要になります。 

ウロコ取り器の使い方はヘッド部のギザギザの部分を魚の尻尾側から頭の方に全体的に逆撫でするようにこすりつけウロコをそぎ落とします。ウロコは飛び散りやすいので大きくて透明なポリ袋に魚を入れ、袋の中に手を入れたままウロコを取るようにするとウロコが飛び散りにくくなります。

最近、ペットボトルのフタでウロコを取るという裏技的・家事ラク的なやり方をいろんなメディアで目にすることがあります。手元にウロコ取り器がないときに中小型魚への応急対応程度としては分らなくもないですが、大型魚の場合や中小型魚でも数が多い場合などは手の指がケイレンしそうなほどしんどそうな気がします。また、指が魚に近いポジションでの作業になるため、硬いヒレや棘がある魚の場合は怪我しやすくなるので、やはりウロコ取り器があるといいでしょう。いかがですか、目からウロコでしょ。

骨抜き

今さら聞けない釣魚料理のキホン:はじめに揃えておきたい5つの道具毛抜きタイプの骨抜き(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

骨抜き作業は家庭料理といえどもできるだけしておきたい作業です。料理に魚の骨が残っているのは大変危険です。子どもだけではなく大人であっても誤って骨を飲み込んで喉などに刺さってしまったら、病院での処置が必要になることもあります。

骨抜きは毛抜きのような形状のものが一般的です。骨を挟む面に隙間がなく多少厚みがあるもののほうがしっかり骨をつかむことができます。

大型魚の場合、毛抜きタイプのものでは力不足で骨がびくともしないときがあります。そのような魚にはペンチタイプの骨抜きをおすすめします。ペンチタイプの骨抜きの方が大型魚の骨をしっかりつかむことができます。ペンチそのもので代用してもかまいませんが、その場合はさびにくいステンレス製のものを選んだほうがいいと思います。さびが魚の身に転移してしまうとせっかくの新鮮な魚が台無しです。

今さら聞けない釣魚料理のキホン:はじめに揃えておきたい5つの道具大型魚にはペンチタイプの骨抜き(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)

このアイテムを使っておいしい魚料理をつくれば大好きなあのひともあなたに骨抜きでしょう。

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