波止釣り『エサ図鑑』:岩カニ チヌやキビレ狙いに実績十分

波止釣り『エサ図鑑』:岩カニ チヌやキビレ狙いに実績十分

波止や岸壁の壁面がフィールドのヘチ釣り、落とし込み釣り、さらにテトラや波止の基礎石を探る前打ち釣りに使うエサの代表格の一つ、岩カニを今回採り上げてみたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)

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伴野慶幸

へっぽこ釣り師の伴野慶幸です。尼崎~垂水間の渡船利用の沖堤防 がメインフィールドです。

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岩カニ(岩ガニ)とは

甲羅の長さが3cm前後の小さなカニで、標準和名はイワガニ。体色は名前の通り岩の色に似ている。

岩カニで釣れる魚

ヘチ釣り、落とし込み釣り、前打ち釣りのターゲットであるチヌ(クロダイ)、キビレチヌが代表格。外道でカンダイ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、ガシラ(カサゴ)、ベラなども釣れる。

波止釣り『エサ図鑑』:岩カニ チヌやキビレ狙いに実績十分代表的なターゲットはチヌ(提供:TSURINEWSライター伴野慶幸)

岩カニの入手方法

磯場や河口の水際などに生息しており、岩の隙間や大きな石、ブロックの裏側などに潜んでいる。地元の釣り人の中にはこうした自然の採取場で調達する人もいるようだが、エサ店で購入するのが一般的だ。1匹30~40円程度で販売している。

大きさにバラツキがあり、サイズが小さすぎると使い物にならないので、買う前にエサ店でどのぐらいの大きさか一度見せてもらってから納得のうえで購入することをお勧めしたい。

エサを入れる容器について

狭いエサ箱に何匹も入れっぱなしにしていると、酸素不足とストレスで岩カニはすぐに弱ってしまう。夏場の高温も要注意だ。釣り場に着くまではクーラーの中(ただし、氷に直接当てないよう注意)に入れて、釣り場に着いたらすぐに海水バケツの中に入れかえて、新鮮な海水に浸しておくといい。

また、海水はこまめに入れかえて、夏場はバケツを日陰に置いて白色のタオルで覆うなど、高温対策も心掛けたい。岩カニは使う分だけエサ箱に小分けして使う。プラスチック製のエサ箱が手軽だが、木製のほうが適度に海水を染ませているので、岩カニが長持ちする。

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