シーズンインしたばかりの東京湾の夏の風物詩『エビマゴチ釣り』に出掛けた。聞きアワセで慎重にフッキングし、今シーズン初のマゴチを仕留めたので、その模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター前島宣秀)
聞きアワセで40cm本命ゲット
すると、手元にコツッとしたアタリ、ここからがマゴチとの駆け引きであり、醍醐味だ。この時期、まだ小型からか食い込んでくるシグナルも少なく上げるタイミングが難しい。早過ぎるとすっぽ抜け、遅すぎるとエサだけ持っていかれてしまう。
筆者は体感で7秒を数えた後、水面に竿先を15cm程度送り込んでから聞きアワセしている。聞きアワセとはジギングのように強くフッキングさせるのではなく、ゆっくりと頭上まで竿を立てて針掛かりさせる釣り方、ヒラメ等にも共通性が有るのでマスターしてもらいたい。中途半端だと水面バラシが多いので注意が必要だ。
この時期標準サイズの全長40cm程のマゴチが上がり、今シーズン初ゲットとなった。
ヒラメやスズキも登場
エビマゴチで定番のゲストはフグ、同じようなアタリでお腹を膨らませて上がって来る。そしてスミイカ。スミイカはもたれ掛かるような感触で、水面に来ると抱いていたエビを放してしまい残されたエビはサバ折りされて使えない。どちらも厄介者だ。
今回の嬉しいゲストはヒラメにスズキ。どちらも大型で船中は賑わっていた。
これから夏の浅場で強烈な引きが楽しめる照りゴチまで、まだシーズンは始まったばかり。是非とも東京湾の高級魚をその手で釣り上げてもらいたい。
<前島宣秀/TSURINEWSライター>