渓流ルアー釣行:連続バラシからタックルを再考【岐阜県・庄川】

渓流ルアー釣行:連続バラシからタックルを再考【岐阜県・庄川】

初心者マークがなかなか外れない私は、いまだにタックルセッティングに迷走中。早く決定打を見つけたいところだ。6月5日、解決策を探るべく岐阜県高山市を流れる庄川へ向かった。

アバター画像 TSURINEWS編集部

淡水の釣り 渓流釣り

PEラインでバラシ連発

最初に選んだポイントは桜香の湯下だ。

各地でアユが解禁したためか、釣り人の姿は見えない。

いったん下流まで歩いて下り、入渓地点まで釣り上がることにした。

渇水傾向だが、どうにかルアーを引けるだけの水量はある。

早速キャスト開始。

水中には来年に向けて稚魚放流されたヤマメたちも高活性。

必死でルアーに追いすがってきて微笑ましい。

岩と岩との間にDコンタクトを通してやると、早速下からイワナが飛び出してきてヒット。

しかし足元まで寄せたところでバレてしまう。

流れが効いている所を流すと今度はヤマメがヒット。

しかし、またしてもバレてしまう。

使用しているのはPEライン。

前回の釣行では問題なく使えたのだが…。

この後も5連続バラシを達成。

車に戻りナイロンラインを巻いたリールにチェンジしたのは言うまでもない。

ナイロンラインへ変更

渓流ルアー釣行:連続バラシからタックルを再考【岐阜県・庄川】ようやくご対面。

次に車で大きな水車が目印のそばの里の下に移動。

ここでも同様に少し下流へ移動してから釣り上がる。

対岸はコンクリート護岸。

太い流れになっていて、いかにもヤマメが着いていそうな雰囲気だ。

流れ込みが絡んでいるため、まずは流れ込みの下流側を攻めるが無反応。

次に流れ込みの上流にロングキャスト。

早めのトゥイッチでヒットしたのはヤマメ。

今度は慎重にと思い、ずり上げたらまたしてもバレた…。

気を取り直して再度キャストするとヒット。

今度はバラすまいと、ものすごい勢いで回収し無事ヤマメをキャッチ。

ようやくホッとひと息つけた。

釣り上がっていくと、ルアーを引くのにちょうど良い水量の流れが続いている。

水中の岩のおかげで流れの強弱やヨレができていて、丁寧に通すと残っていてくれたヤマメがヒット。

どうなることかと思ったが、ようやくちょっと釣った感が出てきた。

御手洗川へ移動

渓流ルアー釣行:連続バラシからタックルを再考【岐阜県・庄川】御手洗川。

昼食を済ませて、気になっていた御手洗川をしっかり攻めてみることにする。
散々たたかれているであろう庄川はパスして、源助橋からスタートした。

底は岩盤で水深は浅い。

しかし、所々にある岩周りを攻めるとイワナが飛び出してくる。

小型のイワナの姿も多くテンションが上がる。

良型がヒットするもまたしてもバラしてしまった。

釣り上がっていくと、治右ェ門橋辺りからは川幅、水深共にやや広くなってきた。

橋の下の淵でようやく初イワナをキャッチ。

渓流ルアー釣行:連続バラシからタックルを再考【岐阜県・庄川】美しいイワナもキャッチ。

ここからはイワナの魚影が濃くなり、これまでがウソのようにヒットが続く。

しかし、全てお子様サイズだ。

幼魚虐待になるため全て水から上げずにオートリリース。決してバラしているのでない。

いや、やはり正直に言おう。

連続バラシだ。

その後、ひるがの高原までの区間を、車を走らせながらランガン。

小型イワナのキャッチが続き、午後2時ロッドオフとした。

途中、ロッドを硬めにチェンジしてみたが、チェイスが減ってしまった。

私にはロッドは軟らかめが、アクションがうまくつけられるのが分かった。

ラインはナイロンで決まり。

ようやくタックルセッティングに光明が見えた釣行だった。

<週刊つりニュース関西版 APC・松田久史/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
庄川漁業協同組合

この記事は『週刊つりニュース関西版』2018年6月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。