川の小魚釣りは、季節やタックルにこだわらなくても気軽に始められるのが魅力。東京・多摩エリアで楽しむためのタックルを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・菊池英則)
便利な釣行アイテム
タックルや仕掛け以外にもあると便利なアイテムを紹介していきます。
替えのハリとハサミ
手軽な小物釣りとはいっても、仕掛けが絡んでしまったり、根掛かりすることも多くあります。最低限の替えのハリは用意すると安心です。また、ハリを交換したり、仕掛けを作ったりする際に使うハサミもあると便利です。
バケツや飼育箱
ロープが付いた折り畳み式バケツは、エサのグルテン用の水に使ったり、汚れた手を洗ったり、魚籠(ビク)のかわりに使えるので、持参を勧めます。
水を汲む時は、なるべく静かにアプローチして、魚を散らさないようにしましょう。また、小物の愛らしい姿を鑑賞するためのプラスチック製の飼育箱があると、釣果の写真撮影に使えるほか、釣り場で他の釣り人との話が弾むでしょう。
折りたたみ式の椅子
コンクリート護岸の釣り場でも、草の上でも、折りたたみ式の椅子があると楽々に作業ができます。直接地べたに座ってズボンを汚さずにすむほか、座ることで、水中の魚から釣り人が見えにくくなり、警戒させずに済むメリットもあります。
小物釣りの「釣趣」精神
このように、格安な市販のタックルでも充分楽しめる小物釣りですが、慣れてくると道具にこだわるのもまた、釣りの奥深さです。中でも、時に数万円する和竿は、小さなタナゴやクチボソなどの引きを存分に受け止め、やり取りを楽しめる良さがあります。
ウキを自作したり、ハリを研いで使ったり、伝統的な魚籠のタナゴ箱を使ったり、小さな小物狙いでも、タックルの奥深さは大物狙いを上回るほどあります。皆様もぜひ、釣果第一から釣趣第一の境地を目指してみてはいかがでしょうか?
<菊池英則/TSURINEWS・WEBライター>