今さら聞けないアジングのキホン:「1000番台」スピニングリール選び方

今さら聞けないアジングのキホン:「1000番台」スピニングリール選び方

アジングに最適な1000番リールもいろいろだ。よく見て、考えて、自分の釣り理念に合うものを選びたい。今回は一般的な1000番台リールの選び方を紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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アジング用1000番リールのギア比

1000番台のリールを選ぶ上で、何よりも見逃せないのがギア比である。メーカーのスペック表には5.2などと表示されており、これがリールのギア比となる。この数字が高ければ高いほど一回転のリールの巻き取り量が多くなり、低ければ低いほど少なくなる。

今さら聞けないアジングのキホン:「1000番台」スピニングリール選び方軽い巻きフィーリングで軽快にアジングしたい(提供:WEBライター・井上海生)

またギア比が高いものは、低いものと比べて、通常、巻きが重い。これはあくまで、「比べて」ということだ。5.2のリールが、一般に重いわけではない。だが、たとえば4.6のリールで同じハンドル長のものと比べてみると、明らかに4.6のリールが巻きは軽い。

ギア比がアジを弾く?

たまにアジをギア比で弾いてしまうことがある。筆者が今1000番台でメインにしているのは、ギア比が5.2の普通くらいのエントリーモデルだが、どうやらギア比が悪さをしているらしいぞと、最近の常夜灯下豆アジショートバイトや乗せバラシで気付いた。思えばあれもこれも「ギア比で弾いたな」、という記憶があるような……。

もし弾くアタリが多い方は、同じ1000番手でも、ギア比は4.8、または4.6くらいのものでトライしてみてほしい。ちなみに4.6となると渓流用のもの、またはアジング専用のリールと言われるようなものに多い(渓流用はラインローラーが若干不安要素である)。

スプール径をチェック

1000番台では、スプール径は40mmがスタンダードとなる。これが良い。現在、多くのリールの1000番台と2000番台の違いは、ほとんどスプール径だけだ(実はギア比も違うことが多いが、そこまでチェックして選んでいる人は少数派かもしれない)。2000番は42mm程度と、2mmくらいは大きくなる。

今さら聞けないアジングのキホン:「1000番台」スピニングリール選び方スプール径は40mmが望ましい(提供:WEBライター・井上海生)

アジングロッドはリールのスプールとバットガイドとの距離が短いので、42mmのスプールで放出されると、バットガイドに収束するときに、若干イトがばたつく。そのために飛距離がスポイルされる。「飛ばないな」と思う方は、ラインの細さとスプール径を疑ってみてほしい。

1000番台のリールにエステルを巻き、2000番台の互換性ある替えスプールにPEライン0.3号を巻いておこう。PEラインでメバリング、ライトブリームと、一台のリールで釣りの幅が広がる。

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