船用電動リールにはリチウムバッテリーが好適のワケ 釣果の差にも直結

船用電動リールにはリチウムバッテリーが好適のワケ 釣果の差にも直結

電動リールは現在12V系が基本だ。メーカーで多少ばらつきはあるが、9~16.8Vが動作範囲。この電圧の差がパフォーマンスの違いになることをご存じだろうか?

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・前島宣秀)

前島宣秀

年間釣行80日、北海道から沖縄まで食べたい魚は自分で釣り歩く、ダイワ大好き釣りバカオヤジです。

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電動リールバッテリーの特徴・種類

11,000mAh(11Ah)とは、11Aを1時間流し続けることができることを示している。ダイワでは11,000mAh、シマノでは10,000mAh、BMOでは11,600mAhが発売されている。

船用電動リールにはリチウムバッテリーが好適のワケ 釣果の差にも直結電源の種類と特徴(作図:WEBライター・前島宣秀)

通常の電動リールの場合、巻取力の判定として使われている1kgfでの最大速度巻取時平均電流値は4A前後になる(諸条件により異なる)。

150号オモリ、水深200mで40回前後。80号ビシ、水深100mで200回前後が最大可能。釣果や水深、潮流などの影響でその回数は大きく変化するが、1回の釣行で大半の方は問題ないだろう。

また、徐々に性能は劣化して約300回で寿命を迎えるが、保管・使用条件で大きくかわるので注意が必要だ。

電源差によるパフォーマンスの違い

船電源を使用してイカを多点掛けした際、巻き上げ途中に船長さんの『上げて~』の声。こんな一斉巻上時、途中で止まって悲しい経験はないだろうか?同じリールで巻き上げているのに、リチウムバッテリーを使っているお隣さんと比べると船電源の自分は巻上が遅く、このリールは不良品だ!なんて思ったことないだろうか?

実はこれ、ほとんどの場合、「電源電圧」が問題なのだ。

みんなが船電源を使うと、電圧が低下する。言いかえると、モーターを回転させるために電圧が下がった分、多くの電流が必要であり、たくさんの電気を家で使うとブレーカーが落ちるのと同じことだ。

船用電動リールにはリチウムバッテリーが好適のワケ 釣果の差にも直結電圧16.0V(左)電圧12.0V(提供:WEBライター・前島宣秀)

ダイワ製SEABORG 500MJ(Speed mode)で比較した画面。ともにスプールは空状態、パワーレバーをHiまで上げた速度差は写真の通り。1分間で約40m、リチウムバッテリーの方が理論上早く巻取可能なことが一目瞭然だ。

次のページではリチウムバッテリー使用の注意点紹介!

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