冬の河川で60cm超『天然ウナギ』 遠投不要の竹竿で御用【愛知・筏川】

冬の河川で60cm超『天然ウナギ』 遠投不要の竹竿で御用【愛知・筏川】

12月31日、愛知県の筏川で2020年最後のエビ採取とともに、ウナギを狙ってみた。無事に本命をゲットできた模様をレポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

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淡水の釣り ウナギ釣り

大食らいのスッポン

2020年の海釣りは、12月12日に愛知県半田市の衣浦港務所西側で85cm他3匹のスズキを仕留めることができ、無事納竿できた。しかし、わが家には私と一緒で大食らいのスッポンのバカボン君がいる。

「冬場は熱帯魚のように水槽にヒーターを入れて16度以上にしておくと皮膚病などの病気にかかりにくい」と書籍に書かれていた。そのため設定温度を常時20度としているため、外で雪が降っていようが水槽内はパラダイス。その分、バカボン君の食欲が落ちることはなく、モエビやモロコなどの小魚を嫌というほど食べ尽くす。

筏川でエビ採取

12月31日、愛知県の筏川へ2020年最後のエビ採取とともに「あわよくば……」と思い、イトを垂らしてみようと数日前から愛車のトランクにサオを1本忍ばせていた。ところが、天気予報では愛知県の平野でも5cmほど積雪があるとのこと。もちろん愛車は夏タイヤを履いているため、わざわざそんな日に危険な運転をして家族崩壊してしまってはおバカさんですよね。

29日は冬休みだったので、いつもの起床時間より少し早めにアラームをセットして河川へ向かう。なんだかなぁ、辺りがまだ暗い時間から釣り場の後ろの畑でカラスが「カアーカアー」と大合唱している。嫌な予感だ。

バカボン君の食材にせよ釣りエサにせよ、いつもと同じ大きなタモで堤防のヘチを舐めるようにしてエビを採取する。15分ほど汗をかいても小さなブルーギル君ばかりで、狙っているテナガエビがタモに入らないので場所移動する。

ちなみに、バカボン君はグルメなのかウロコの硬いブルーギル君は、一度噛むだけ噛んでベーと吐き出してしまうので、大量に採取してもお持ち帰りはできない。かといって外来魚のため河川にお戻りいただくわけにはいかないので困る。

ウナギ釣りスタート

消防署東側の筏川支流でなんとか幾らか採取できたので、海南こどもの国南側のいつもの釣り場所で釣行スタート。今日は投げザオではなく、漆がきれいな竹のつなぎザオで勝負する。

冬の河川で60cm超『天然ウナギ』 遠投不要の竹竿で御用【愛知・筏川】当日のタックル(作図:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

イトの太さは3号で、そのままイトの先に10号のセイゴバリを結び付け、ハリ上すぐにガン玉1つ。超簡単な仕掛けでニョロニョロ君と会話するぞ。

冬の河川で60cm超『天然ウナギ』 遠投不要の竹竿で御用【愛知・筏川】釣り座の様子(提供:週刊つりニュース中部版 APC・永井博文)

アタリの正体はブルーギル

移動してもやはりテナガエビは1匹もタモに入らなかったため、できるだけ大きくて太めのモエビを尾掛けして、対岸まで幾つか立っているコンクリートのポールのすぐ横へ仕掛けをドボン。

ドボンといっても、クロダイ用の小さなガン玉とモエビの重さだけで底まで着かせるので、仕掛けが沈んでいくスピードはまさしくクロダイ狙いの落とし込み釣行をしているような気分。

それ以上に、底まで確実にエサを到着させることに神経を使わないといけないし、イトをピーンと張るか張らないかの瀬戸際にするのも苦労した。風がほとんどなかったので釣りやすかったのは、心掛けが良かったのかもしれない。

コツンコツンとサオ先がお辞儀をするのでサオに聞いたところ、仕掛けをグイグイと引っ張っていく。仕掛けを上げて取り込むと、案の定、外道の王様ブルーギル君ではないか。

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