今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・明善谷沼】

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・明善谷沼】

今回は埼玉県東松山市にある明善谷沼を紹介する。中小型の新ベラが定期放流されているので魚影は濃く、新ベラの触発された地ベラも口を使うこともあるので、冬場でも数釣りが楽しめるぞ。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース 山野正義)

TSURINEWS編集部

淡水の釣り ヘラブナ釣り

明善谷沼のヘラ釣り場

今年も残り約1カ月となり、納竿・初釣りという言葉も聞こえてくる時期になってきた。これからさらに冷え込みが厳しくなると水温が低下して、食い渋る野ベラを釣るにはそれなりの技術が必要になる。その一方で、養魚場で育った新ベラは冷え込んでも活発にエサを追い、食欲旺盛だ。

埼玉県の川島町から東松山市付近にかけて、かんがい用のため池が数多く点在している。今回紹介する明善谷沼もその一つ。そこに漁協と愛好会による管理のもとで、ヘラブナを放流している釣り場だ。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・明善谷沼】釣り場概況図(作図:週刊へらニュース?山野正義)

ヘラ釣り場としての歴史は古い。以前は魚影が薄く、そのぶん釣れれば大型という印象が強い釣り場だった。だが数年前に、埼玉県内のほかの池沼から漁協により大型ベラが大量に移流された。

盛期にはそれらが口を使ったが、厳寒期はほとんど釣れなかった。その対策として、約2年前から一年をとおして活発にエサを追う中・小型を主体にした新ベラ放流が行われるようになった。その結果、厳寒期でもウキが動いて数釣りが楽しめる釣り場として定着するようになった。

ヘラブナ釣りのポイント

西側の固定桟橋(畑前桟橋・駐車場前桟橋)と北側にあるエン堤からの釣りになる。桟橋はエン堤側から南側に向かって、釣り座が1番~33番まである。水深は1番付近で約2m、南側に向かってなだらかに浅くなり、33番付近で約1m。

畑前桟橋

人気があるのは、やはり水深がある釣り座1~10番付近。このあたりは常連が好んで入釣するポイントで、連日のようにエサ打ちされているので、居着きの魚が多い。

駐車場前桟橋

南側の浅場付近は、どちらかと言うと春先のポイントだが、新ベラのモジリがある時は狙いめ。各桟橋ともに入釣者が少ない時は宙、底釣りともに10尺竿前後で楽しめる。だが釣り人が多い混雑時は、15尺竿前後で沖めを狙ったほうがアタリは多い。

エン堤

水深は2本~2本半。桟橋と比べて型が揃う傾向にある。エン堤に下りるためのフェンスは、普段は鍵が掛かって閉まっている。入釣の際は、管理人に声をかければ開けてくれる。冬場は沖めに魚が着く傾向があるので、竿は宙、底釣りともに15尺前後でいい。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・明善谷沼】エン堤にはいるときは管理人にひと声かけよう(提供:週刊へらニュース?山野正義)

釣り方とエサ

これから寒期になると大型ベラはまるで冬眠状態になって、ほとんど口を使わなくなる。そうなるとターゲットは6~9寸の新ベラがメインになる。道糸は宙、底釣りともに0.8~1号、ハリスは0.4~0.5号で対応できる。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・明善谷沼】新ベラを放流しているので冬でもウキがよく動く(提供:週刊へらニュース?山野正義)

バランスの底釣り

基本的にはバランスの底釣りで狙う。その場合はハリス長が上30~35cm・下40~45cm。ハリは上下ともリグル4~5号。ウキは全長30~35cm、トップは細パイプかPCムクが適している。

エサは底釣り用の両ダンゴかグルダンゴ。食いがいい時は両グルテンが効果的。両ダンゴならダンゴの底釣り夏(単品)だけでも対応できる。その場合は粉200ccに対して水60~70ccで作り、手水で調整。

グルダンゴならダンゴの底釣り夏100ccを水30~35ccで作り、別ボウルにアルファー21を50ccで水55~60ccで作ったものを合体させる。混ざり具合はマーブル状になる。

両グルテンの場合はアルファー21を60cc+グルテン四季40cc+水100~110cc。

セットの宙釣り

宙釣りの場合は、バラケにウドン系を食わせに使用したセットで狙う。ハリス長は上8~10cm・下35~50cm。ハリは上がバラサ6~7号、下はリグルまたはへら軽玉鈎2~3号。ウキは全長20~25cmで、トップはPCムクが適している。アタリが少ない時はグラスムクトップが効果的。

バラケ配合は粒戦50cc+粒戦細粒50cc+サナギパワー100cc+水150cc。10分放置後、セットアップ200ccを絡める。これを別ボウルに小分けして、手水を打ってバラケマッハで調整。

食わせは感嘆20cc+水20cc。計量カップで作る場合は、指先で100~150回ほど練り込んでからオカユポンプに入れる。

セット釣りの場合、タナは1m前後が目安。ウキの動きを見ながらバラケを抜いたり、持たせたりしながら魚をコントロールする。またバラケの大きさも重要で、バラケの打ち過ぎには注意。基本的にはバラケ落ち後に出るアタリを狙ったほうが、ヒット率は高い。

<週刊へらニュース山野正義/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
明善谷沼
入釣料:¥400(現場徴収)、別に駐車場利用料¥200を駐車場の缶に入れる。
問い合わせ:武蔵漁協 TEL=0493(67)0175
この記事は『週刊へらニュース版』2020年12月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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