10月の3日間、三重県四日市の霞ふ頭でマゴチを狙った。ルアーを使い分け、数&サイズともに満喫した釣行の模様をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・松尾尚恭)
霞ふ頭でマゴチ狙い
10月21日、三重県四日市の霞ふ頭でマゴチを狙った。マゴチといえば夏のサーフの釣りがメジャーだが、港湾部ではこの時期でも狙って釣ることができる。サーフと違い、飛距離が絶対ではないことと軽量なリグを使うため、バスロッドなどサーフ用に比べてライトなタックルを使用できる。
ポイントには午後6時半ごろに入り釣り開始。8時すぎに満潮となるため、その前後を狙うことにした。最初は3.4inchのシャッドテールワームに14gシンカーのテキサスリグをセット。キャストしたらボトムまで落とし、小刻みなリフト&フォールで探り始める。
40cm級マゴチが連発
するとすぐにコツッとかトンといった小さなバイトがあるが、ハリ掛かりしない。フッキングしてもワームのテールだけ千切られたりと、乗りが悪い。反応している魚は何だろうと不審に思っていると、ようやくゴツンといいバイトが出てこの日初ヒット。上がってきたのは35cmほどのマゴチだ。
写真撮影を済ませてリリースし釣り続けると、また何度かバイトが出て次のマゴチがヒット。これは魚をつかむ前に暴れて海に落としてしまったが、さらに次の1投でもヒットし40cmほどのマゴチをキャッチできた。
ワームサイズダウンで好反応
ここまでに得られたバイトは多く、相当魚影が濃いことがうかがえる。しかし釣れるマゴチのサイズは小さく、なかなかハリ掛かりしないため、ワームのサイズを3inchに落とした。またバイトがあっても食い込むまで待ったり、シェイクして食い込みを促してみるとヒットにつなげられるようになった。
8時すぎの満潮までに5匹をキャッチし、同行した釣り仲間もバラしたりと苦戦しながらも1匹キャッチ。釣れるのは30~40cmほどの小型だが、これだけ反応があると面白く、ついつい熱中してしまう。
潮止まりのタイミングに夕飯を食べに行って休憩し、今度は下げ潮に合わせて再びポイントへ。上げ潮のタイミングよりも反応は悪くなったが、それでも追加で3匹のマゴチをキャッチできた。
別日も好調
この日は硬く強いサオを使ったため、数多くあるバイト(恐らく25バイトほど)の割には魚を掛けられなかったこともあり、3日後の24日夜によりライトなタックルで再チャレンジ。魚の活性は落ちてしまい21日ほどの反応は得られなかったが、6バイトで3ヒット3キャッチと、バイトに対するヒット率は上げることができた。
さらに翌日25日夜にも釣行。この日のヒットは1回だけにとどまったが、サイズアップの55cmをキャッチできた。この1匹だけキープして家でさばいてみたところ、胃の中からは5cmほどのハゼと小さなカニ、オキアミサイズのごく小さなエビが出てきた。
サンプルが1匹だけなので何とも言えないが、小さなベイトを食べているためルアーに対する食い方も繊細で、弱いバイトでもしっかり口の中に入るような小さめのワームを使うのが正解だったようだ。