晩秋の播磨灘・明石沖は、ブリ族やサワラが絶好機。11月6日は飲ませでブリを狙ったものの不発、チョクリ釣りにかえてメジロ、ハマチが連発で一安心でした。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・丸山明)
仕掛けにひと工夫
チョクリ釣りの仕掛けは、市販品もいろいろありますが、10本バリの仕掛けならば、半分にカットして5本バリにし、ハリ数も仕掛け全長も扱いやすくします。コイのぼりのようにハマチが複数食ってくると、とんでもないことになり、手に負えません。
5本バリが良いところで、短くハリ数を押さえても、釣果はかわりません。明石沖の青物の捕食帯は、底層に近いので、仕掛けの全長は7mもあれば十分です。マダイのように広くタナを探るのではなく、オモリを着底させたら、2mほど切って、シャクって誘いをかけます。
時々は、中層までタダ巻きのリトリーブをするのも誘いになり、ゴンと食います。しかし、多くは底層の捕食帯を狙います。
ビニールのひらひらとキラキラを、イワシと間違えるのですが、群れていれば追い食いをしますので、コイのぼりになります。小アジのサビキ釣りのハマチ版です。
今後の展望
ちなみに同じ潮筋で、ジグにも食ってきていました。ベイトはイワシで、これを食っているハマチやメジロでしょう。シラスのみを食い始めると、ジグに反応しにくくなりますが、シラス漁が最盛期のころ、11月下旬から12月にかけて、シラスをたっぷりと食べてメジロ並みに太ったハマチをチョクリ釣りで狙えます。
臭みが少なく、脂がたっぷりと乗った「シラスハマチ」で、飛び切り美味いです。そろそろ狙いの頃ですし、ブリも大きな群れが入ってくる時期で、明石沖の青物は最盛期です。この日の獲物は、ハマチもサワラも腹身を炙って寿司にしました。
先日出かけた秋タコも、ブリ狙いのエサにしたコウイカも湯がいて美味しくいただきました。これらのターゲットも越冬前の荒食いのようでした。
<丸山明/TSURINEWS・WEBライター>