サビキでアジが釣れ盛っているのに、アジングで釣れない。そんな状況でも実はアジを釣る方法がある。今回はサビキに集まったアジを狙うメソッドを紹介。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)
3. 深めのレンジ設定
サビキにはその他、キビナゴやカタクチイワシなどのベイトも集まる。そういう連中が細かいアタりを出してくるので戸惑ってしまいがちだが、これは徹底無視しよう。ほとんどの場合、極小のアタりを出すベイトフィッシュは、表層でボイルしている。もう少し賢いアジがいるのは、多少深いレンジだ。特に日中はそれが顕著なので、軽量リグをじっくりと沈下させてバイトを待とう。
アジングとサビキはケンカする釣りではない。ただ、サビキについているアジを釣らせてもらうのだから、横に入らせてもらう時には、一言断るのは礼儀である。気持ちよく釣りをするためにマナーを守ろう。そして「おまつり」しないように、あまりサビキ師側にはキャストしないこともルールである。
サビキの横はチャンス
このサビキパターンは難しいと言われる。確かに生エサであるサビキに、なかなか適うものではない。しかし、サビキに夢中のアジも、ちょっと工夫すれば釣ることができる。横のサビキ師が釣れまくっているもので焦ってしまうのが、サビキパターンでアジンガーが釣れないと感じてしまう理由だろう。じっと待つ粘り強さがあれば、必ずワームも食ってくる。
デイゲームや、まったく変化のない地形のナイトゲームなど、アジングが成立しにくい状況では、むしろサビキ師がいると、そこにチャンスが生まれる。サビキと潮流の関係を理解して、立ち位置をかえ、アジがどのレンジで反応するかをつかめば釣れるはずだ。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>