秋の波止は小物天国であり、それらをエサに大型の魚が狙える好期でもあります。今回は、波止回りで釣れる小魚の中で飲ませ釣りに適した「活きエサ」を紹介。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
4. ヒイラギ
ヒイラギはあまり水面や中層を泳がず、比較的海底付近に群れで回遊している魚です。ヒイラギもサビキ釣りではアジの時合い外の時間帯によく釣れます。また、ちょい投げでキスを狙っていてもよく釣れるので、サビキでもよいですが、ちょい投げで狙ってみてもOKです。
独特の粘液を体表面から大量に出すので、活かしバケツの中が汚れやすいのが難点です。筆者の中では特に、スズキを狙う場合に重宝するエサです。
5. ハゼ
ここまで説明した飲ませ釣りに適した魚の条件には少し外れますが、ヒラメやマゴチなど、底に潜む魚を狙う場合に重宝するのがハゼです。特に秋はハゼの好シーズンなので入手しやすく、大きな河川の河口部などでは、ハゼをエサにヒラメやマゴチが狙えます。
ハゼを釣るにはちょい投げかウキ釣り、ミャク釣りが主流になりますが、比較的、底でウロウロしている魚なので、活かしバケツで活かしておくのが簡単な魚です。また、ハリに掛けて泳がせても、回遊魚のようの泳ぎ回らず、その分、弱りにくい魚です。
マッチザベイトを意識しよう
以上、飲ませ釣りのエサに適した小魚を紹介してきましたが、その時々で大型魚が追いかけている魚がエサとしては理想です。これをマッチザベイトと言いますが、今回紹介した小魚の他にも、サヨリやキスなどがエサになっていることもあるので、現場で釣れた魚でいろいろと試してみるのも面白いですよ。
<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>