ボートフライ釣行でトラウト5種目を達成 腹パンのイクラも【芦ノ湖】

ボートフライ釣行でトラウト5種目を達成 腹パンのイクラも【芦ノ湖】

8月30日(日)、神奈川県「芦ノ湖」でボートトラウト釣り。多彩魚種が顔を見せ、5種類のトラウトをゲットした釣行をレポート。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

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ルアー&フライ トラウト

芦ノ湖でトラウト狙い

8月30日(日)、神奈川県「芦ノ湖」でボートトラウトフィッシング。

観光地としての箱根は、徐々に活気を取り戻している状況ではあるが、まだ道半ば。新型コロナの影響で、土産店も観光船もよく見られた外国人の姿は皆無。釣り人も例年に比べれば少ない状況だ。

ボートフライ釣行でトラウト5種目を達成 腹パンのイクラも【芦ノ湖】芦ノ湖略図(作図:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

トラウトの近況

8月は堅調に釣れていた。ニジマスとブラウントラウトは深場が好調。イワナはジギングを中心に底層で釣れている。3~4月に好調だったサクラマスは梅雨明け以降、芳しくない。8月に入り婚姻色が出始め、口を使わなくなっており厳しい。

ヒメマスも同様に婚姻色が出始めてはいるが、来年成熟する25~30cmの個体が釣れており、半々の釣果。稚魚放流され、60cm超えに成長するコーホーサーモンは、30cm前後の個体は釣れているものの、昨年は釣れた50cm級は上がっていない。

当日狙うポイント

当日は、やや遅い6時に到着。釣り支度後、受け付けを済ませて6時半に桟橋を離れる。2時間ほど桟橋前でワカサギと遊んで、9時半すぎにトラウト狙いへ。東岸を、防ヶ沢、九頭龍、樹木園、箱根園と探っていく。

遠浅の砂地あり、急深の岩場ありと変化に富む。前者ならワカサギに着いているニジマスやサクラマスを狙うし、後者のカケアガリなら居着きのブラウンやイワナ。

トローリングでヒメマス

タックルはムーチングの置き竿1本、フライジギングの持ち竿1本。ポイント移動中は、トローリングでフライを引く。

ボートフライ釣行でトラウト5種目を達成 腹パンのイクラも【芦ノ湖】タックル図(作図:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

小型のコーホー、中型ニジマス、48cmのブラウントラウトなどポツポツ釣れる。トローリングでは、婚姻色が出始めた34cmのヒメマスも顔を出す。しかし、ポツポツの釣況は変わらない。

ボートフライ釣行でトラウト5種目を達成 腹パンのイクラも【芦ノ湖】婚姻色が出始めたヒメマス(提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

54.5cmブラウン浮上

昼食を取ったあと、湖を横断して西岸を探る。13時半すぎ、着底したフライをシャクり上げた瞬間、ズンッと重量感ある反応。アタリはあるものの強い引きはなく、重量感だけが手元に伝わってくる。浮いてきたのは54.5cmの真っ黄色の奇麗なブラウン。下アゴのしゃくれた厳つい顔のオスだ。

写真撮影しようとタモに活けておくと、2~3分ですでに呼吸をしていない。それもそのはず、水深28mの底層の水温は10度以下。対して、日中の表層は28.3度。トラウトには厳しい環境なので、持ち帰らないのなら、即エア抜き&即リリースを。

イクラぎっしりのサクラマス

東岸も西岸も釣況は変わらず、ポツポツといった状況。それでも、いろいろな魚種が顔を見せてくれるので楽しい。

ボートフライ釣行でトラウト5種目を達成 腹パンのイクラも【芦ノ湖】婚姻色の出始めたサクラマス(提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)

立岩から小杉の鼻をトローリング中、ティンセル&フラッシャーのオリジナルフライに食ってきたのは45.5cmのサクラマス。鉛色の個体で、ブナ模様が出始めている。50cm未満だが、釣れていなかった魚種なのでこれはキープ。釣り人にとって「食」も大事である。帰港後、お腹を割くと小粒のイクラがぎっしり詰まっていた。

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