9月14日、神奈川平塚市を流れる相模川河口へと釣行。20年ぶりの堤防釣りでフカセとブッコミを楽しみ、良型チヌをゲットすることができた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)
相模川河口の釣り場
神奈川・平塚市に位置する同地は、駐車場からすぐに釣り場があり、平塚新港と相模川河口での釣りが楽しめる。護岸の足場も良く、水面までの距離も近いので、安心感があって気軽に竿を出せる場所だ。
ブッ込み釣りをする人が多く見られ、フカセ釣りやルアーフィッシングも人気だ。車で行く場合は駐車場の開門時間に制限があるので注意したい。
20年ぶりの堤防釣り
普段は淡水小物釣りの筆者が、かなり久しぶりに海釣りに出かけた。久しぶり過ぎるのに、やけに落ち着いて釣りを楽しめるのは、「堤防海釣りが私の釣り原点」だったからかもしれない。
竿を出す場所は、昔とは全く違う場所なのに、いつものように海と向き合える感じが懐かしい。私もそれなりにいろいろな魚種を釣ってきているのだが、「堤防の王様はチヌ」という考えは以前のまま、いくら釣ろうと憧れの存在である。当日は初場所でのチャレンジだったが、釣れてくれる気がしていた。
二刀流で挑戦
筆者的にはかなり御無沙汰な堤防釣りなので、とりあえずなんでも良いから釣りたいのが本音。私的には「安定感のあるブッ込み釣りと不安定なフカセ釣り」の二刀流で釣る。初場所であるが、雨後の河口なら何かしら釣れるだろうと単純な思いつきで挑戦だ。
ブッコミ釣りタックル
ブッコミ釣りのタックルは1.8mのシロギス竿に1500番のスピニングリール、道糸はナイロンライン3号にブッ込み用のオモリ10号、サルカンで投げ釣り用の2本バリ仕掛けを使用し、エサはアオイソメとした。
フカセ釣りタックル
フカセ釣り用のタックルは3.6mの万能竿に2000番のスピニングリール、道糸はナイロンライン3号にウキ止め、シモリ玉、チヌウキ1.5号負荷、からまん棒、オモリ、サルカンをセット。ハリスは1ヒロ、ハリはチヌ1号で、さしエサはコーン、サナギで、まきエサはチヌベストと堤防まきえスペシャルを用意した。
ブッコミでチヌ&ハゼ
駐車場が朝7時からなので、定刻に現地到着。すでに地元系のベテラン釣り師数人が竿を出している。ブッコミ釣りの人が数人居た、河口の湘南大橋よりも下流の護岸に釣り座を構えることにした。
まずはブッコミ釣りタックルから準備し、投げて放置。そしてフカセ釣り用のタックルを準備しているとアタリ。アワせると何かが乗った。寄せるとかわいらしい15cm前後のチヌだ。
次もすぐにアタリがあり、今度は17cmのハゼ。やはり安定のブッコミ釣りは簡単に釣れるので楽しい。
すぐに下流の人の竿が満月に曲がっている。見ているとそれなりサイズの魚が掛かっているようだ。すぐにフカセ釣りの準備をして、まきエサを撒いてはブッ込み釣りの竿先を見つめながら…と、なかなか忙しい。
セイゴも登場
ブッ込み釣りは小型のチヌやセイゴ、ハゼが順調に掛かって、とにかく楽しい。だが、やはりサイズ感が欲しいので、それなりのチヌを釣りたくフカセ釣りに集中する。
フカセでチヌ26cm
開始2時間が経った頃、それまでアタリすらなかったウキに変化が…。コーンメインで攻めていたが、サナギにかえたところでウキが消し込んだ。アワせると心地よい引きで、走る魚をいなして楽しむ。無事に取り込んだ魚は26cmのチヌだった。
小チヌがツ抜け
やはりチヌはカッコイイ魚だとにやけ気味で、もちろんお久しぶり記念に写真撮影。その直後には回遊してきたイワシが掛かった。
私としてはチヌで十分嬉しいので、ブッ込み釣りを再開して、探りながら掛けていく。釣れれば楽しいのでしばらく遊んでいると、小チヌもツ抜けしたところで休憩だ。時刻は12時半。パンをかじり、のんびりしてから午後の釣りに備える。