釣った魚はきちんと処理をして、美味しくいただきたいもの。今回はこれからシーズンを迎える秋磯のグレ(メジナ)の美味しい持ち帰り方を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・兵頭良弘)
グレの締め方
新鮮なグレを持ち帰るには、釣ったその場で締め、血抜き処理を施すことが最も重要な作業です。
グレの締め方にはいろいろな方法がありますが、私のやり方はエラブタの裏にある中骨をナイフでカットします。
また、尾ビレの付け根部分にある中骨もナイフで切って、魚を絞めて血抜きをするようにしています。それでも魚の締まりきらない場合は、目の後ろの急所を突き刺して2段締めを行います。
水汲みバケツで血を流す
絞めた魚は海水を汲んだバケツに切り口を漬け込むことで、血が乾かずに流れ出します。しっかりと魚体内の血を抜いたら、クーラーに保存し素早く保冷します。
暑い夏場の時期は大変な作業ですが、できれば内臓とエラも取り除いて持ち帰るようにすれば、より新鮮な魚が食べられるでしょう。よく港や磯で鱗まで取って持ち帰る釣り人を見かけますが、魚を処理した後は水で流して、きれいに清掃して次の釣り人に気分良く、釣りをしていただけるように配慮をお忘れなくお願いいたします。
<兵頭良弘/TSURINEWS・WEBライター>