関東エリアの遠征釣り代表格「銭洲」。船釣り師の憧れでもありますが、独特のルールも。今回は、初めての釣行で苦労しないためのポイントを紹介。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・尾崎大祐)
ポイント3:クーラーボックスは最低40L
遠征釣行にかかわらず、初めての釣行で意外と迷うのがクーラーボックス。「大は小を兼ねる」とはいうものの、初心者が船中一番大きいクーラーボックス持参するのはちょっと恥ずかしいものです…。
とはいえ、銭洲遠征では大きなクーラーボックスを持って行ったほうが最善でしょう。特に泳がせ釣りをする方は80Lクラスを持参していますし、五目メインでも60Lで大きすぎることはありません。むしろ「最低40L」と考えるべきです。
また、夏場は飲み物や食料用にもクーラーボックスを準備した方が良いでしょう。銭洲は南国。夏場はかなり暑くなります。
ポイント4:船酔い対策は必須
近海の沖釣りではあまり気にしていない私でも、遠征となるとそうはいきません。ましてや、近海の釣りでも心配な方はなおさら気を付ける必要があるかと思います。
航程は最低14時間ほど
冒頭にも書いたとおり、銭洲は石廊崎から遥か南に75kmの絶海の地。最低でも14時間は船に揺られますし、近海よりも波が高くなる可能性が高いです。高額な乗船料を支払って「行けば必ず銭になる」と言われる銭洲を前にし、釣りができないことだけは何としても避けたいところ。
体調と食事管理
船酔い対策でまず一番に考えることは体調管理。私の場合、銭洲の船酔い対策は3日前から始まります。消化の良いものを食べたり、腹八分目の食事制限をしておくのがメインですが、場合によっては体内時計も調整したい所です。しかし、この点は「しがないサラリーマン」の宿命。うまくいかない事がほとんどです。
そして釣行日は沼津港には1時間前には到着し、軽く菓子パンをほおばって30分後にアネロン(酔い止め)を服用、といった具合。銭洲ほどの特別な釣行では念には念を入れるようにしています。
ポイント5:帰港&帰宅について
釣行後、自宅が沼津近郊以外の方は東名高速を利用するでしょう。お勧めのインターは愛鷹(あしたか)スマート。実は沼津駅前や沼津インター手前付近は、夕方に渋滞することが多いです。
東京方面に向かう場合は普通車で150円程高くつきますが、コーヒーブレイクやトイレ休憩等もできるのが嬉しいポイント。ちょっとした裏技として覚えておくと良いかもしれません。
ポイント6:翌日は休みにしよう
若い頃は無理をしました。徹夜で飲んで寝ずに会社へ行ったこともありました。しかし今回の相手は銭洲。駅前の居酒屋とはワケが違います。お土産も高確率でたくさん持って帰る事になりますし、何より有意義な釣行にするにはゆとりを持ったスケジュールが必要であります。無理は厳禁。
その昔「家に帰る所までが遠足」と学校の先生に教わりました。「遠足」を「釣り」に置き換えてみると、「家に帰って釣った魚を料理して食べる所までが釣り」。翌日まで銭洲を満喫しましょう。