見た目がそっくりなウナギとアナゴ。2者の違いを説明できる人は意外と少ないのでは?見分け方を含めて説明していきましょう。
(アイキャッチ画像提供:photoAC)
ウナギとアナゴの見分け方
では、両者の見分け方を解説していきます。
色
まず、色についてですが、前述したように、黒・金色っぽい色をしているのがウナギです。一方、アナゴは薄い灰色や紫がかった灰色をしています。
側線の有無
アナゴの体には白い斑点(側線)があるのも特徴の一つでしょう。
魚体形状の違い
形態的な違いで言うと、ウナギは下顎が出てしゃくれているのに対し、アナゴは上顎が出ています。
また、ウナギのエラの辺りは丸くふっくらしていますが、アナゴはシュッとした顔をしています。
見た目の色、顔つきでも十分に判断はできますが、最大の違いは尾びれの形状です。ウナギの尾びれの先端は丸くなっていますが、アナゴの尾びれの先端はシュッと尖っています。この点を見れば間違いなく判別することができるでしょう。
ウナギ&アナゴで残暑を乗り切ろう
まだまだ暑い時期が続きます。
滋養強壮として食べる「ウナギ」、夏バテ気味でもさっぱり食べられる「アナゴ」をうまく食べ分けてこの夏を乗り切りましょう!
<近藤 俊/サカナ研究所>