大阪・堺市のへら釣り西池は暑い中でも涼しい屋内釣り場だ。ペース良く大型ヘラブナをキャッチできた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)
へら釣り西池の特徴
8月14日、釣友を誘って大阪・堺市の南海高野線・萩原天神駅近くにある、へら釣り西池へ釣行した。この釣り池の半分は駐車場の屋根に覆われていて、夏はパラソル不要で涼しい場所でのヘラブナ釣りが楽しめるのだ。
もちろん、半分は直射日光を受けるので、こちらはパラソルが必要だが、部分的には日陰になる場所もある。こちらは寒期に重宝するエリアでもある。
当日のタックル&エサ
今回は駐車場の真下、入口左側の真ん中付近に釣り座を構えて釣ることにした。釣り始めの竿は10尺を使った。道糸1号、ハリス0.4号で長さは35cmと30cm、ハリは細身だが、へらリグル6号を使ってみた。
エサはダイワの底釣りダンゴ3カップ、一景の強力グルテン2カップ、大豆グルテン1カップ(いずれも50ccカップ使用)を、釣り始めは軽く練って打ち込む。サワリが出てきたら押し練りして粘りをだすことにした。ハリが細いからなのだが、これでエサ持ちを良くした訳である。
簡単なエサ調整の方法
エサ溶けが遅い場合は、指を濡らしてエサを持つと少し柔らかくなるので、大きく調節する場合は、握りこぶしに水を付けて押し練りすると、好みの柔らかさのエサを作ることができる。
この日はスタートから好調。数投で第1号のヘラブナが竿を曲げてくれたが、この日のヘラブナは少し上ずり気味。ウキがなじむ前からアタリが出て、アワせるタイミングがちょっと難しく感じた。
30分もすると表層に魚の群れができて、打ち込んだエサに猛スピードでアタックしてくるから、ウキがなじまない。大きなウキに変更して、オモリもうんと重くして、なおかつエサもダンゴの夏と芋グルを足して重くした。
釣友に42cmヘラブナ
そんな時、左横にいた釣友の森田さんが、タモに大きなヘラブナを入れて検寸に行くと言うので、写真を撮らせてもらったが、42cmの背が盛り上がった見事なヘラブナだった。
私も調子良く釣れるから、池の底がえぐれたようで、ウキの目盛りで5節くらい深くなってきたので、左右にずらして打ち込むことにした。しかし、3尾も釣るとウキの調節が必要になってくる。
強烈な引きでハリス切れ
お昼を済ませた直後、よそ見していたらウキが消えている。「エサが重かったかな」と思って竿を握ると、重たい手応え、急に左に走って止めた時にはハリスが切れていた。
そう言えば森田さんもだが、向かい側の常連さん2人も40cmオーバーを数尾釣っていた。大型のヘラブナが多いと認識して、ハリスを0.6号に変更、大きめのエサで巨ベラを狙い始めた。
竿を立てた瞬間に大物と確信
12時半頃、ウキをドンと引き込むアタリ。竿を立てた途端、大物と分かる重さとファイト、両手を使って竿を支えたが、やっと浮いてきたのは尾の長いヘラブナだった。
この後、数尾釣った後にも強烈に抵抗するヘラブナが掛かったが、こちらは40cmジャストだった。他にもダブルで2回も掛かるなど、大フィバーの西池での釣りだった。
当日の釣果
午後2時半に竿を仕舞ったが、同行の喜多さんも健闘して26尾、私のカウンターは29尾だったが、押し忘れが多かったと思う。この日、40cmクラスのヘラブナは全体で20尾は釣れていたようだ。
<森宮清釣/TSURINEWS・WEBライター>