ヘラブナ釣り初心者入門 夏はチョウチン両ダンゴで決まり(第10回)

ヘラブナ釣り初心者入門 夏はチョウチン両ダンゴで決まり(第10回)

夏のヘラブナ釣りの定番といえば「チョウチン両ダンゴ」。サオ操作が安易で良型の引きが楽しめるのが魅力だ。今回は初心者入門にも最適なこの釣りを紹介していきたい。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・土屋ナオト)

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土屋 ナオト

4歳の時に祖父に連れられ近くの池で鯉釣りをしたのがきっかけで釣りが好きになり、その頃から毎週の様に釣りに連れられ、小学1年の時にへらぶな釣りの釣り人がカッコ良く見え、地元の池のおじさん達に教えてもらいへらぶな釣りに没頭し始める。今は管理池から野釣りの大型狙いまで詩季織々の釣りを楽しんでいる。今後の目標は『へらぶな釣りの楽しさを伝えていける釣り人になる』

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ヘラブナ釣り 淡水の釣り

状況別対処法

では、素直に釣れない場合の状況別対処法を紹介する。

エサ持ちが悪い場合

1.ウキが立たない、立つのが遅い場合はウキをサイズアップする。
2.ウキが立ってからトップ先端まで馴染みにくい場合は、エサを練っていく。
3.エサを練っても入らない場合は、ハリのサイズアップ、ハリスの長さを短くする。最終的にはブレンドをBBフラッシュを入れた物を使用する。

サワリが弱い、アタリがない場合

1.エサ打ちのペースを上げていき、寄せを意識する。
2.ハリスの長さを長くし、落下中のアピール力をアップさせる。
3.ハリをサイズダウンし、より落下をゆっくりにする。
4.最終的にはサオを長くし、ヘラのタナを探る。私は二尺刻みで探っていく場合が多い。

カラツン、スレが多い場合

1.エサがしっかり残っている状態での強いアタリなのか、再度意識しアタリを取っていく。
2.手水を少しずつ小分けしたエサに入れ軟らかくしていく。
3.経時変化でエサが粘っている可能性もあるので、長時間使っている場合は作り直す。もしくはコウテンをそのままエサに差していき、開きを促進する。
4.アタリを取る位置をトップ先端から馴染む途中のアタリに切りかえていく。その日の状況によってはエサがタナでぶら下がると食わない場合もある。ただし、あくまでも最初はトップ先端位置でアタリを取り、釣りを組み立てていく。同じ位置でアタリを取る。という点はかわらない。

最後に

これから最盛期を迎えるヘラブナ釣り。何十kg、何十匹という釣果が普通に出てしまうのがこの時期だ。「ドンッ」という力強いアタリにアワせる爽快感と、アワせた瞬間に穂先が力強く引き込まれる興奮はこの時期、チョウチン両ダンゴの醍醐味。ぜひ皆さんにも味わってみてほしい。

ヘラブナ釣り初心者入門 夏はチョウチン両ダンゴで決まり(第10回)ぜひ夏のヘラ釣を体験してほしい!(提供:WEBライター・土屋ナオト)

<土屋ナオト/TSURINEWS・WEBライター>