7月16日、ENS(エンス)からイカメタルに挑戦。速い潮に戸惑ったが、唯一用意した25号のスッテを使ってボトムを攻め、クーラーいっぱいの釣果に大満足だ。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・田中耕二)
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京都・舞鶴でイカメタルゲーム
長雨の合間の晴れ間を狙って、京都・舞鶴へイカメタル釣行に訪れた。今季の若狭のマイカは好調で、型もよいとの噂だ。期待いっぱいで舞鶴西港に着いたのは16時。のんびりと早めの夕食を取っていると、当日乗船するENS(エンス)の船長が到着した。
前日に出船確認した際には、「潮が速いことがあるので、スッテは25号まで必要です」と言われていた。実は3年ぶりのイカメタル。タックルボックスには、15号までのスッテしかなかったので道中、釣具屋に立ち寄った。イカメタルコーナーの大きさに驚き、この釣りの人気を再確認。いろいろと物色し、20号があれば十分だろうと思いつつ、念のために25号も一つ購入。買って本当に良かったと実感することになるとは…。
25号スッテでスタート
最近は、オモリグが流行中。オモリグはシンカーを使った釣りだ。理解はしているが、やったことはほとんどない。オモリグの方が速い潮に対応できると聞いているので、潮が速ければチャレンジしてみるつもりで乗船。
17時半に出船。1時間半ほど走って、経ケ岬を越え、竹野の近くでアンカリング。水深は41mとのこと。「スッテは25号から始めて、潮が緩ければ軽くしていってください」とアナウンス。
ありゃ、いきなり所有の最大サイズからスタートか…と不安になる。これ以上必要ならなら、強制的にオモリグだな…と、タックルボックスを探るがテンビンとオモリがない。6月初旬にボートキスへ出かけたことを思い出す。スッテの確認はしたが、オモリの確認を怠った。あるのは、70gと記された中間シンカーのみだ。不安に拍車がかかる。
潮上のプレッシャー
25号のオバマリグでスタート。スルスルとラインが入って4色と少しで着底。何度かシャクって巻き上げてくると右に流れる。釣り座は左舷トモなので、船首(右)に流れるということは…。風と潮が逆なのだ。私の釣り座は潮上に位置するので、重いシンカーがないことがますますプレッシャーになる。
ま、仕方がない。開き直ってボトム付近でジャーク&ステイ。3年振りなので、いろいろと試すがノーバイト。まあ日が暮れてからが勝負でしょう。試しに20号の中間シンカーでオモリグを試してみる。何とかボトムは取れるが右に流されてティップが横に曲がっている。スピニングタックルの強みで左に遠投して着底。ボトムを取りジャークすると真下まで流れてくる。
大型マイカをキャッチ
右に流しすぎるとオマツリするので、注意していたが、やはりオマツリしてしまった。20号では無理か…と思っていると、グーッとティップが入った。半信半疑でアワセを送るとドンッ。グーグーと抵抗でドラグが滑る。久しぶりの引きを楽しんで抜き上げたのは、大型のマイカ。
「おお~、ええ型やね」と祝福をもらう。でも食べるのはもうちょっと小さい方がええなあ…とつぶやくと、皆さん合意。そう、釣るのは大型が、食べるのは小型が良い。
左に遠投し、足元にスッテが流れてきた時が勝負…と、続けているとクンとバイト。すかさずアワせてアベレージサイズをゲット。「ボトムでアタってきます」と状況共有するが、続きがない。ま、勝負は日が暮れてからだ。
日没後に群れに当たるも…
太陽が沈むと第一弾の群れが来襲。ロッドがあちこちで曲がり、ジェット噴射の水柱…。こりゃ入れ乗り…と期待するが、私は蚊帳の外。潮が速くなったのか、ボトムに仕掛けをキープできない。
仕方なくシンカーに糸オモリを巻き付けて増量したが、リーダーが絡んでしまってワヤクチャ…(涙)。テンビンがないことが悔やまれる。やばいヤバイ…(汗)。
ボトムでヒット連発
ベイトタックルに持ちかえてオバマリグでアプローチする。ヒットがあるアングラーに聞くと、バイトはボトムとのこと。できるだけ左に投げて、ボトムでステイさせるとクンとティップを持ち込む。すかさずアワせるとロッドが曲がる。
ドラグを調整しながら胴長20cm超のアベレージサイズをゲット。エビを模したドロッパーにヒットしてきた。3年前のエースドロッパーは、この日も大活躍だった。パターンが分かればこっちのモノ。感覚を思い出すように連発。楽し~い。
あっという間に21パイ
あっという間に足元のバケツがイカで埋まる。飛び出すイカが出てきたので、クーラーに入れると21パイ。その頃から風向きがかわって、仕掛けが左に流れるように。左舷トモにいるので、潮下になる。オマツリの心配もないので、自由に楽しめる。
前方に仕掛けを投げて着底させると左に流されている。ジャークして引き寄せながらボトムを取ると、モアッとティップが戻る。アワせるとドンッ。楽し~い。すぐにバケツが溢れてしまって、23バイをクーラーへ。この日はなぜかイカが浮くことはなく、ヒットはボトムばかりだった。手返しは悪くなるが、狙いがはっきりしていて良い。
時速20パイのハイペース
時刻を見ると9時半。時速20パイぐらいか。このままいくとエラいことになる。すでに持ち帰り用のカゴは密状態。ペース配分のためにオモリグの練習することにした。慣れないオモリグ、さらにシンカーが軽いと釣れるわけもなく追加なしの時間が続いた。
釣り人は欲が深いのか…、私だけかもしれないが、すでに十分なお土産があるにも関わらず、再びオバマリグへ。やはり釣れない釣りは面白くない。そして3度目のバケツいっぱい。カゴに入らないので袋に入れてクーラーへ。