トモ釣りで18cm級アユ入れ掛り ハリのローテーションが奏功【矢田川】

トモ釣りで18cm級アユ入れ掛り ハリのローテーションが奏功【矢田川】

6月1日に解禁を迎えた北兵庫の矢田川ヘ、梅雨の気まぐれ雨の合間を縫って河川状況がやや落ち着いた6月29日(月)に訪れてみた。ベストコンディションとはいえないフィールドだったが、入川した場所がよかったのか開始から連発。気持ちのいい釣りができたので、その模様をお届けする。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森雨魚)

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淡水の釣り アユ釣り

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高津エリアに入川

午前5時30分にオトリ店「スタディーK」でオトリを入手し、オトリ店の最寄りのアユ釣り専用区となる味取エリアの上流部となる長須エリアへと、車を走らせてみた。

しかし、やや濁りの入った河川は、やはりしっかりと泥をかぶった石が川中に確認でき、ベストコンディションとは決して言えないフィールドだ。さらに上流部となる長須エリアには、まばらではあるが釣り人数人を確認。

さらに車を走らせていて目に止まったのが、高津エリアの流れの強い対岸のカケアガリポイントと白泡の立つ段々瀬。早速、駐車スペースに車を止めて身支度を済ませ、いちかばちかの勝負をかけてみた。

トモ釣りで18cm級アユ入れ掛り ハリのローテーションが奏功【矢田川】漁協下流の高津エリアの瀬(提供:WEBライター・森雨魚)

カケアガリで一発ヒット!

この日のタックルは、サオがシマノの剛流8.0~8.5m2way zoom(ソリッド穂先採用)、仕掛けはOH・SR-47II(複合メタル)完全仕掛け、ハリはOH・楔SP 6.5号(3本イカリ)、一角ライト6.5号(蝶バリ)、キメラ7.0号(3本イカリ)、黒攻め6.25号(チラシ)を使用。

解禁当初からあまり人気のなかったエリアのポイントだったが、果たしてどんな釣果が出るか楽しみだ。きっと、この深淵にも良型アユが潜んでいると信じて、カケアガリを狙ってオトリを放ってみる。すると、何と一発ヒット!「いるじゃん!」

読みは的中か?はたまた、まぐれか?ボーナスフィッシュの2匹目をキープして、100mほど下流の本命ポイントへとさっさと足を運ぶことにした。すると、どうだろう、右岸に立ちオトリを送り出して間もなく、一気に目印が上流に突き刺さるスカッとするような引き込みアタリが出た。「やはりここか!」またしてもミラクルヒットだ。

18cmほどが入れ掛かり

このポイントでは18cmほどの人工海産アユが連発。アユをタモに納め、きれいな魚体を眺める暇もなく送り出すと、手前から流心にオトリが入って5秒と経たない内に次がヒットする。正しくパラダイスポイントだ!

1mごとに投入ポイントを下流にずらしながら20mほど下って、8匹をゲット!これって、ひょっとしたら、入れ掛かり?と、疑いたくなるような具合に、背掛かりしたアユが水面を切って手元に飛び込んで来る。最高だ!

トモ釣りで18cm級アユ入れ掛り ハリのローテーションが奏功【矢田川】18cmほどのアユが入れ掛かり(提供:WEBライター・森雨魚)

いろいろ試して好調に追加

再度、釣り始めた位置まで戻り、今度は作戦をかえてちょいオモリを足し、さらに流れの強い対岸際を釣り下ってみる。するとゴッ、ゴン!という2段アタリが出て、オトリもろとも一気に下流に下った。

湖産アユと人工海産アユの混生するエリアだけに、ちょいオモリで通り一遍の釣り方でなく、いろいろ試してみるのもいいと、強い流れの流心まで扇状にオトリを送り出して1匹、シェイクを入れて1匹、引き止めて1匹、スパイラルを入れて1匹と、今日は何をやってもヒットする運のいい日だ。

やや忙しい思いをしながらも循環の釣りの方程式の解を引き当てるごとに嬉しさを感じることができた。

そして段々瀬では、反応はやや渋いもののピンスポットをスパイラルをかけて攻め、5匹を追加。20匹越えを軽く達成。十分な釣果と満足感に浸り、ゆったりとした朝食を久しぶりに河原で取ることができた。

昼に納竿

その後、自作の2段蝶バリを試してみる。これはかなりロスタイムもあったが、上流部の瀬や岩盤のエリアを引き上げて3匹をキープすることができた。そして、タイムリミットとなる正午過ぎに納竿とすることにした。

当日は、普段になく3本イカリ、4本小バリ、チラシ、蝶バリと4種類のハリを次々とローテーションしたが、いずれにしても追いは抜群によかった。

7月1日から矢田川上流部・湯舟川も解禁になっているため、今後も初夏の若アユ釣りを楽しむことができるだろう。

<森雨魚/TSURINEWS・WEBライター>

▼この釣り場について
矢田川漁協