磯フカセ釣りで梅雨グレ攻略 54cm『尾長』堂々浮上【上五島・白瀬】

磯フカセ釣りで梅雨グレ攻略 54cm『尾長』堂々浮上【上五島・白瀬】

梅雨グレシーズン初めの6月7日、丸銀釣りセンターを利用して仲間8人で長崎県上五島の白瀬へ渡った。尾長口太グレが乱舞した釣行をレポートしたい。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・宮原浩)

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上五島・白瀬で梅雨グレ釣り

梅雨グロシーズンの6月7日、仲間8人で長崎県上五島の白瀬にグレ狙い釣行。今回は瀬泊まりでの釣りで、平戸市宮ノ浦の丸銀釣りセンターを利用して出港。正午すぎに到着すると、運よく磯は空いている。私は先輩の坂本さんと四畳半へと降りた。

磯フカセ釣りで梅雨グレ攻略 54cm『尾長』堂々浮上【上五島・白瀬】釣り場の略図(作図:週刊つりニュース西部版 宮原浩)

先行者がいて、回収まで雑談をしながら釣りを見ていると、水道には良型の尾長(オナガ)グロ、口太(クチブト)グロが乱舞状態。数尾の良型をゲットし、午後3時30分に帰港された。

当日の仕掛けエサ

早速、夕マヅメに備えてまきエサ作りに取りかかる。オキアミ1角にグレパワーV9徳用、沖撃ちスペシャル1袋を軟らかめに混ぜ、エサ取り対策としてボイルも用意。

つけエにはくわせオキアミ・スーパーハードLサイズ、V9スペシャルLサイズ、特鮮むきエビを用意し、坂本さんが水道側と沖向き狙い、私が内側狙いでスタート。

磯フカセ釣りで梅雨グレ攻略 54cm『尾長』堂々浮上【上五島・白瀬】筆者の仕掛け(作図:週刊つりニュース西部版 宮原浩)

35cm級口太グレをキャッチ

坂本さんはサオ2本先を狙うが、まきエサを入れるとタカベの大群。私も同様で、苦戦になると思われたが、数投目に坂本さんの鋭いアワセが入り、取り込んだのは35cm級の口太。

私も右側や手前の壁ギワと狙っていくとつけエが残ってきて期待が膨らむが、魚の反応がなくなっていく状況でガン玉を追加。

深く入れ込み、サオ2本ほど入ったところでウキに変化が。アワセると、本命ではないが、取り込んだのは今から旬のイサキ40cm級だった。同サイズを3尾追加。

尾長グレ54cm登場!

坂本さんが「きたよ」と言ったので見てみると1.5号のサオがかなりの曲がりを見せ、すごい締め込み。ゆっくり魚を弱らせていき、浮いたところを私がタモ入れ。計測すると54cmのきれいな体高ある尾長だった。

磯フカセ釣りで梅雨グレ攻略 54cm『尾長』堂々浮上【上五島・白瀬】強引やり取りに坂本さんも納得(提供:週刊つりニュース西部版 宮原浩)

気合を入れて足元にまきエサを入れると、沖に出ていた潮が変化。いい感じでなじんだ仕掛けが足元のオーバーハングにシモっていく潮となり、底付近には何か良型の魚影が確認できる。

ゆっくり仕掛けを送り込んでいくとウキが一気に消え、サオをひったくる会心のアタリ。アワせるとクロのようで、ゆっくりと浮いてきたのは45cm級の口太だ。その後は40cm級のイサキもキープし、土産は確保。

磯フカセ釣りで梅雨グレ攻略 54cm『尾長』堂々浮上【上五島・白瀬】口太45cmを仕留めた(提供:週刊つりニュース西部版 宮原浩)

良型尾長グレを連打

時間とともに当て潮がきつくなり、手前の左奥に潮が入っていくようになり、その後はタカベが勢力を増して釣りにならず、おとなしくなるとイサキが釣れてくる状況。

午後7時すぎ、厄介だったタカベがいなくなり、チャンス到来。2人ともつけエサが残りだし、坂本さんは浅ダナの1ヒロ半程度を攻めている。

すぐに「きたよ」の声に後ろを見ると、サオが絞り込まれていて、取り込んだのはきれいな尾長45cm級。数投目にも同サイズを取り込み、坂本さんは先に納竿。

私は坂本さんが入っていた釣座に入り、サオ1本先に先打ちまきエサを入れて投入。仕掛けがなじむと同時にゆっくりとウキが入っていき、加速したのでアワせるといい感じの突っ込みで、サオの弾力を生かして取り込んだのは45cm級のうれしい尾長だった。

尾長追釣し1日目終了

日が落ちてきたころ、サオ先に集中していると何やらコツコツしたアタリが。半信半疑でアワせると、いい感じの引きが。数回の突進をかわして、浮いてきたのは45cm級の体高ある尾長。

1日目はこの魚を最後に午後10時ごろ就寝したが、吹き抜ける風が吹き始めて仮眠しかできず、午前3時ごろに起床。坂本さんはコノシロの切り身をエサにブッ込みで夜釣りを開始。アラカブが釣れまくり、おまけにアコウまでゲット。

私はルアーとブラクリで沖を攻めたが、アタリもなく日が明けた。

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