スノーピークとティムコがコラボ店舗を今秋オープン 共同開発商品販売も

スノーピークとティムコがコラボ店舗を今秋オープン 共同開発商品販売も

昨年4月に資本業務提携を結んだスノーピークティムコが、いよいよ具体的なアクションを起こす。コラボ店舗オープンに、共同開発商品の販売開始と、釣り&アウトドア両業界から注目が集まっている。

(アイキャッチ画像出典:株式会社スノーピーク)

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コラボ店舗を出店

スノーピークとティムコが手掛けるブランド「フォックスファイヤー」との初となるコラボ店舗が、2020年秋、ルクア大阪(大阪府大阪市)に開業する「LUCUA OUTDOOR from ALBi」内にオープンすることを発表。

スノーピークとティムコがコラボ店舗を今秋オープン 共同開発商品販売もコラボ店舗のイメージ(出典:株式会社スノーピーク公式HP)

この店舗では、フォックスファイヤーのアウトドアウェア、スノーピークのアウトドアギア・アパレル製品を豊富に取りそろえるほか、店舗中央エリアに「キャンプフィッシング」シーンを表現。さらに、キャンプと釣りの経験が豊富なスタッフが常駐し、新たなアウトドアライフを提案するとしている。

共同開発商品を発売

共同開発を行なった「スノーピーク フライフィッシング エントリーパック」の発売決定も同時に発表された。同商品は、フライフィッシングを始めるときに必要な道具をすべてセットにした商品。

スノーピークとティムコがコラボ店舗を今秋オープン 共同開発商品販売もスノーピーク フライフィッシング エントリーパック(出典:株式会社スノーピーク公式HP)

ティムコがもつフィッシング用品の製品開発力を活かし、初心者にも十分な機能とクオリティを備えたオリジナルのフライロッド、フライリールに加え、フライライン、バッキングライン、リーダー、ティペット、フライといった必要な道具が一式揃っている。

さらに、スノーピークのテントカラーでデザインされた専用ケースが付いたコラボレーション特別仕様で、商品発売に合わせて、オリジナルデザインのTシャツとハットも限定販売されるとのことだ。熱狂的なファンを持つ両ブランドだけに、高い競争率が予想される。

なお、商品はスノーピークのオンラインストアのほか、フライフィッシングの知識が豊富なスタッフが常駐する一部のスーピーク直営店、アウトドア専門店「WILD-1」、「コルソ札幌」にて販売を開始し、その後順次、販売店舗を拡大していく予定だ。

スノーピーク代表取締役会長のお墨付き

実はフライフィッシャー歴34年というスノーピーク代表取締役会長・山井太(やまいとおる)氏は、共同開発商品について以下のように話す。

『近年、キャンプは多くの方に楽しんでいただけるようになってきましたが、今後はさらに、キャンプをベースにアウトドアアクティビティを楽しんでいただくことで、より深く自然を感じ、豊かな時間を過ごしていただきたいと考えています。中でも私自身がアウトドアアクティビティの中で一番面白いと感じているフライフィッシングをキャンプと融合し、新しい文化を創っていきたいと考えていました。そんな想いを同じくするティムコ様と連携させていただけることとなり、このたび、ティムコ様の確かな製品開発力を活かした初の共同開発製品を発売する運びとなりました。フライフィッシング初心者の方を想定した商品ではありますが、フライフィッシャー歴34年の私自身も存分に釣りの楽しさを堪能できる十分なクオリティです。自信をもってお薦めいたします。イベントやコンセプトショップの展開も進んでいきますので、スタッフにもぜひお気軽にご相談ください。今度は最高の釣り場で、皆さんにお会いできることを楽しみにしております。』

筋金入りのフライフィッシャーのお墨付き商品でもあるようだ。あえて初心者向けの商品を開発した点にも、日本ではマイナーな釣りと位置付けられるフライフィッシングに対する、同氏の熱い想いが込められているのかもしれない。

今後の展望

今後のアクションについては、共同開発商品ラインナップと販売店舗の拡充、キャンプイベントの定期開催に加え、スノーピークキャンプフィールドでの「手ぶらキャンプ フィッシング」プランのサービス提供等も視野に入れ、広く協業し、新たな体験価値の提案を行っていくとのことだ。

昨今のアウトドアへのニーズの高まり。そして、日本のキャンプ界を牽引する企業の一つであるスノーピークと、フライフィッシングのパイオニアのティムコによるコラボアクション。今後の動きにも当然注目が集まりそうだ。

記事参照元:株式会社スノーピーク公式HP

<小菊/TSURINEWS編集部>