【中部2020】最盛期の『梅雨イサキ』釣り徹底解説 初心者でも数釣り可能

【中部2020】最盛期の『梅雨イサキ』釣り徹底解説 初心者でも数釣り可能

6月といえば梅雨イサキ。沖釣り師に「梅雨といえば」と聞けば、即「イサキ!」と返ってくるほどの人気魚種である。釣りもちろん、この時期の食味はもう筆舌に尽くしがたいほどの美味。そんな梅雨イサキについて今回は解説してみたい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

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船釣り エサ釣り

タナ取りが最重要

では具体的な釣り方を説明していこう。ポイントの水深は概ね40mから60mといったところだが、イサキの反応は底から10m近く浮いていることが大半だ。まずは朝一の1投目でアナウンスされた水深と自分のリールのカウンターとの誤差を確認しよう。もし狂いがあれば補正値を頭に入れつつ、PEラインの色分けでも確認するようにしたい。極論を言えばイサキ釣りはタナ取りで決まるのだ。

【中部2020】最盛期の『梅雨イサキ』釣り徹底解説 初心者でも数釣り可能コマセはカゴに詰めすぎない(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

2投目からが本番だ。コマセカゴに半分ほどアミエビを詰め、反応のある水深プラス仕掛けとクッションの長さ分を落とし込んだら、素早く仕掛け分を巻き上げてタナを返す。タナを返す前にコマセを振り出してもコマセとハリは同調しないので、この作業は忘れずに行っていただきたい。

梅雨イサキ釣りの誘い方

ここからが誘いだ。日によって効果的な誘いは違えど、基本としては大きくゆっくりとロッドを振り上げてから数秒のポーズ、これを指示ダナの上限まで行ったり、逆に振り上げた後にゆっくりとロッドを戻していったりなどである。

【中部2020】最盛期の『梅雨イサキ』釣り徹底解説 初心者でも数釣り可能チダイもよく交じる(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

誘いは人によって千差万別、どれがその日の正解かを探るのもこの釣りの楽しみでもある。また自分だけアタリが遠いなんて状況に陥ったときには、よく釣っている人の誘いを観察してまねしてみることも大事だ。

もちろん運良く潮下の釣り座に入れたときなどは、何もしないのも立派な作戦だ。潮上の釣り座からゆっくりとこぼれ下がってくるアミエビをイメージしながら、指示ダナの下限辺りに止め置けば、反応はきっちり返ってくるはずだ。

アワセ&取り込み

アタリはココココッ!と明確だ。口周りはそれほど強くないので、大きなアワセは必要ない。慌てて巻き上げるのはNGで、ゆっくりとロッドを起こしながら指示ダナの上限まで巻き続ければ追い食いが狙える。最初は分かりづらいと思うが、慣れてくれば「付いた。もう1つ付いた。あ、これは全部いったな!」などと、友人と競い合いながら追い食いを狙っていく瞬間は痛快だ。

【中部2020】最盛期の『梅雨イサキ』釣り徹底解説 初心者でも数釣り可能ハリスを持って引き抜く(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

40cmを超すようなよほどの大物以外は、ハリスを持って素早く抜き上げるのが最もバラしにくい取り込み方である。まず先にカゴをつかんで船べりのコマセバケツに入れておけば、容易にハリスを手繰ることができるはずだ。

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