【大阪湾2020】初夏の豆アジング攻略法5選 ポイントの見切りも重要

【大阪湾2020】初夏の豆アジング攻略法5選 ポイントの見切りも重要

大阪近郊では、6月あたりから初夏のアジングがシーズンインする。居付きの中アジが釣れ残っているポイントもあるようだが、秋までは当面、豆アジを相手にすることになる。アジンガーにとっては悩ましいことだが、どれだけ道具が進化しても豆アジは乗せにくい。だからといって、アタリがある限り見切れないのも心情だ。初夏の豆アジ、さて、今年はどう乗せるか……。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)

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井上海生

フィールドは大阪近郊。ライトゲームメイン。華奢なアジングロッドで大物を獲ることにロマンを感じます。

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初夏の豆アジングは常夜灯を狙う

基本的に初夏の豆アジングは、シーズン中と同じか、それ以上に常夜灯下がポイントになる。特に遊泳力の弱い豆アジは、わざわざフィッシュイーターに捕食される危険を冒してまで、沖の潮目に浮かぶプランクトンを食べにはいかない。仲間と群れて、常夜灯下にぴったりとつく。よって、狙う場所はもちろん常夜灯下だ。

【大阪湾2020】初夏の豆アジング攻略法5選 ポイントの見切りも重要初夏の豆アジングに最適な常夜灯下(提供:WEBライター・井上海生)

残念ながら私のメインフィールドである大阪南港にはほとんど常夜灯下ポイントがないので、明石くらいまで出かける。遠出して豆アジを乗せられなければ、帰りの車では憤死寸前だ。

豆アジングのタックルセッティング

初夏の豆アジングの道具については、以下のようなタックルセッティングがおすすめだ。

・5ft台のショートロッド(ティップ軟らかめが尚良し)
・1000番~2000番リール、エステルライン0.2号程度。
・ジグヘッドは0.2~0.6g程度まで用意。豆アジの口に入りやすいショートシャンク。
・リーダーも2lbで20cm前後と短くする。
・ワームは1.3inch前後。

【大阪湾2020】初夏の豆アジング攻略法5選 ポイントの見切りも重要タックルの設定はこのようなイメージ(提供:WEBライター・井上海生)

漁港内、常夜灯下というミニマムな小場所打ち。タイトな取り回しを考えると、ショートレングスのロッドに分がある。ラインはエステルラインの0.2号を推奨する。細すぎると避けられる号数だが、豆アジングでは確実に細さがアドバンテージになる。普段、「0.3号で全部いけるんじゃない?」と考えているアジンガーも、初夏、もし苦戦するなら0.2号まで下げてほしい。この時期限定の一段マニアックなセッティングで、かなり豆アジングがラクになる。

豆アジング攻略法5選

常夜灯下に豆アジの姿が確認できたら(見えなくても気配がありそうなら)、キャストする前に、次の5つのポイントを思い出し、そこにいる群れをスレさせないように始めよう。

1.着水音を立てない

常夜灯下は好ポイントだが、目視できる表層の群れは、釣り人にも気付いている。そのため、一歩離れて立つ。着水音をなるべく立てないようにふんわりとキャスト。

2.話し声も最小限に

話し声なども最小限に。多少の声は水が跳ね返すようなので問題はないが、足音と、微妙な振動は堤防から水中に伝わってプレッシャーがかかる。バタバタ走るのはもってのほか。

3.大アワセはしない

アタリがあっても、大アワセはよくない。アジングの快感は「アタリ即アワセ」だが、これはシーズン真っ盛りの高活性時のアジの群れに当たったときの楽しみ。豆アジングのたしなみは、ほぼノーアワセ。すべて針とラインテンションでオートマチックに乗せて、淡々と上げてこよう。

4.ワームのズレはすぐに直す

アジングにおいては、なぜかワームとジグヘッドの間が1mmでも空いていると、魚の反応がガクッと悪くなる。アタリがあったら、必ずズレていないか確認しよう。

【大阪湾2020】初夏の豆アジング攻略法5選 ポイントの見切りも重要ワームのズレはすぐ直そう(提供:WEBライター・井上海生)

5.ドラグの設定はゆるゆるに

ドラグは、手でラインを引っ張れば軽く出ていくくらいに設定しよう。特に豆アジングでは、「こんなに緩くて大丈夫……?」と思わず自分で苦笑してしまうくらい緩くていい。あとはその場の判断で、魚に暴れ負けてバラしたときには微妙に締める。テンションがかかりすぎて口から外れたときには、さらにドラグを緩める。と、その都度、微調整を。

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