5月30日、樽井の石積みの波止に釣行。本番には少し早いためか、釣果は10~16cmのキスを6匹という内容だったが、久々の投げ釣りを満喫できた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・谷口墨人)
樽井の石積みの波止
この日は午前4時すぎに樽井の石積みの波止に到着。今の時期の夜明けは早く、すでに東の空が明るくなってきていた。風と波は弱く絶好の釣り日和になりそうだ。石積みの波止の先端まで歩いていき、釣り座を取った。
さっそく、タックルをセットする。キスバリ8号の3本バリ仕掛けに、エサのイシゴカイをハリいっぱいに付け、100mほど沖合いに投入。沖合いは根掛かりのない砂底だが、男里川の河口向きに投入するとシモリがあり、海藻に掛かる時がある。
引き釣りでゲストから登場
ゆっくりと引き釣りをすると、さっそくググッとアタリがきた。次のアタリを待ち、ハリ掛かりを確信してからリールを巻いて寄せにかかると、やや重い。手前まで寄せてゆっくりと抜き上げると、15cmほどのガッチョ(ネズミゴチ)が釣れてきた。
再び投入して引き釣りをすると、ブルッとキスの鋭いアタリが出た。次のアタリを待つが反応がないので仕掛けを回収すると、エサだけ取られていた。続けてブルッというアタリがあったが、これもハリ掛かりしなかった。どうも、キスの型が小さいようだ。
また投入して引き釣りをしていると、グッグッとアタリがあり、12cmほどのマコガレイが釣れてきた。ハリを飲み込んでいるのでキープする。
80m沖で本命ヒット
次投は80m沖合いで、ブルッとキスのアタリがあり、次のアタリが出てから巻きアワセの要領でリールを巻き寄せてくると、うまくハリ掛かりした。グッグッと心地いい引きがある。手前まで寄せてくると、パールピンクの魚体が2匹、朝日に照らされてキラキラ光りながら浮上した。そして、ゆっくりと抜き上げたのが、11cmと14cmのキス。
気をよくして次を投入して引き釣りをすると、また80m沖合いで、ブルブルといいアタリがきて、16cmのキスをキャッチした。これは期待できるかもと思ったが、その後は1投ごとに小型のガッチョが続々と釣れてくる。
男里川河口方向で小型を追加
そこで男里川の河口向きに投入して引き釣りをすると、シモリ周りの海藻が多いようで、しばしば天秤に海藻が絡まって上がってくる。そして、忘れたころに、ブルッとキスのアタリがあり、小型のキスを追加していく感じになった。
漁港の埋め立て地のテトラ側には、数人の投げ釣り師がキスを狙っているのが、遠目に見えた。