三重県在住者限定で再開を決めた三重県志摩市和具の遊漁船に5月22日、単独釣行。狙いはビンチョウマグロだったが、珍客アカマンボウが登場の釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・伊藤明洋)
身はゼリーのような食感
ここからは船長による解体ショーを紹介したい。32.4kgのアカマンボウ。松田さんのご配慮で切り身を分配してもらえることになり、船長はナイフ1本で解体を始めた。
側線に沿って切り込みを入れ、小さなブロック単位で切り取っていく。名前はアカマンボウだが、種類としてはマンボウに属していないとのこと。通常であれば、内臓がある付近に赤身の固まりが出てきた。体温を維持するため、血液を温める機能を持つ唯一の魚だそうで、その部位がそこにあたるらしい。
「伊藤さん!ちょっと食べてみて」と勧められたので、海水で洗って恐る恐る食べてみたところ、味の薄いマグロの赤身のようでゼリーのような食感。
アカマンボウの煮付けは絶品
私はこの赤身も含め、背中や尾びれなどの切り身をいただいた。翌日、白ネギと厚揚げを付け合わせにして煮つけてみると絶品。
気持ち悪がっていた家族にも大好評だった。
<週刊つりニュース中部版 APC・伊藤明洋/TSURINEWS編>