【大阪湾2020】初夏の風物詩「大アジ」釣り攻略法5選 アワセは不要

【大阪湾2020】初夏の風物詩「大アジ」釣り攻略法5選 アワセは不要

初夏の大阪湾と言えば、船の大型マアジ釣り。2020年は海域の水温が高く冬でも釣れていたが、本番は6、7月だ。ここではそんなデカアジの攻略法を解説してみたい。

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

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大アジ狙い攻略法5選

デカアジ狙いで釣果を伸ばすコツを紹介しよう。

1.オモリの位置を詳細に把握

アジは活性が高ければかなり上まで食い上がってくるが、基本的にボトムを意識する。ただし、オモリを引きずってしまうとあまり食いは良くない。船中にあまり人が居ない時にはオモリを底に付けたまま糸を出し、仕掛けを止めておく方法もあるが、周囲に人が居るとオマツリの原因になるので、基本は竿下を釣る事。

注意したいのはそのタナ。ボトム中心なのだが、オモリを5cm浮かせるのと、10cm浮かせるのとでは食いがかわってくる。大型のアジを確実に釣ろうと思えば、オモリが底ギリギリを移動するようなタナの取り方をしたい。

2.仕掛けの安定を図る

船の揺れによって仕掛けがあまりに上下動するのは、警戒心を与えてしまうのでよくない。軟らかな竿の調子を生かして仕掛けを動かさずに、横へスライドさせるようなイメージで釣る。

3.時には上から落とし込む

アジは上から落ちてくるエサによく反応する。船長の合図で投入した仕掛けが底に着くやいなやアタリが出る事が多いのはそのためだ。そこで、アタリがなければゆっくりと大きく竿を上げて仕掛けを浮かせてからゆっくりと沈めてやる。

時にはエサを持ち上げて行く時に追ってきて食うような場面に出くわすが、基本はフォール、もしくは安定させている途中だ。

4.活性は底潮次第

大型アジの場合、魚探に群れが映っているのにもかかわらず全く口を使わない事がある。底潮が動かず、アジの食いが落ちている時だ。底潮が動き出せば、一気に時合い到来となるので、周りで釣れ出せばチャンスと考えて集中しよう。

【大阪湾2020】初夏の風物詩「大アジ」釣り攻略法5選 アワセは不要活性が高ければダブルも(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

また、潮具合などで活性が下がっている時には、仕掛けを多少動かして、リアクションでの食いを誘発させるのも手だ。

5.アワセは不要

感度の良い竿を使っていると本アタリの前にごく小さな前アタリが出る事が多い。しかし、前アタリ自体は見逃してしまう事が多い。その後の本アタリでいきなり竿が舞い込むのを目の当たりにしてビックリさせられる。

前アタリが分かれば、本アタリに備える事ができるが、非常に分かりにくいので、いきなり強烈なアタリに見舞われると考えておこう。注意したいのは本アタリが出た時の対処だ。びっくりして竿を立てたり、アワセは禁物。アジの口が切れてしまうからだ。

いきなり竿が引き込まれたらそのまま竿の角度を保ったまま引きが弱まるのを待ち、ゆっくりとリールで巻き上げるだけ。途中で引きが強くなれば、竿の角度は保ったままで、巻き上げる速度を遅くしたり、止めたりとリールの巻き上げで対処する。

水面に浮かせたら抜き上げはNG。確実にタモですくうのが良い。20~25cmの中型アジなら大丈夫な事も多いが、30cmを超すアジは確実にタモ入れしたい。目標は45cm級の大アジなので、大アジを掛けた時のためにタモ入れに慣れておくのが良いだろう。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>